Yuzu's Discography
友達の唄・
寺岡呼人による曲解説!

1 『友達の唄』
メンバーは
エレキギター 寺岡呼人
ベース 美久月千晴さん
ドラム 宮田繁男さん
ストリングス 阿部雅士さん
ピアノ 前野知常
というメンバー。
この曲を北川君が「ビーチボーイズみたいにしたい」って言ってて、でもボクのイメージのビーチボーイズとはどうしてもこの曲が重ならず、「じゃ、サムクックみたいにしてみようか?」って事に。サビ前のティンパニーの音はビーチボーイズアレンジをしていた時の名残りです。
で、ベン.E.キングの『スタンドバイミー』や、昔のソウル風に“チープ”なストリングスをはめてみました。これでもう全体が見えて「いける!」って感じになり、その時仮で弾いたボクのエレキギターもかなり“チープ”な音を出していて、結局本チャンでも採用に。メンバーにも好評で、北川君は「その揺れてる音は何て言うんですか?」といつもの好奇心を発揮、「コレはトレモロ」と説明。これで彼の辞書に「トレモロ」がインプットされたハズ。
そう、スタジオにあった古い“チープ”なフェンダーのツインリバーブというアンプがあって、これがいい音を出してくれました!『始発列車』のサイドエレキや『踏切』のエレキも、このアンプで鳴らしています。ストリングスのみなさんにも「なるべく下手に」「チープに」をお願いしました。いい味でてますね。
「最後にコーラスを入れたい」という北川君の希望があり、これまた昔のソウル風に「パッシュビ、シュビドバッパ!はどう?」と提案。これはRCの名曲『おはようダーリン』(知ってる人はカナリの通!現在CD化されてないはず)にも似たようなコーラスがあり、この曲にもピッタリハマリました。
この曲のアレンジはここ最近の中でもかなり気に入ってます。
2 『未練歌』
メンバーは
エレキギター 藤井謙二(逆回転ギター寺岡呼人)
ベース 美久月千晴さん
ドラム 宮田繁男さん
パーカッション またろうさん
オルガン 前野知常さん
ブラス 山本拓夫さん
というメンバー。
元は北川君が自前のテレコで作ってきたデモテープ。
いよいよゆずにもこうやって2人だけで作るだけではない曲作りも手探りではあるけど、始まったわけです。
元のデモテープと最終型はかなり変わりました。
まず、デモにもドラムが入ってたのですがもっとテンポの遅い8分のリズムでした。そして今サビになってる「未練歌!」っていう部分は1回か2回出てくるだけで。サビではありませんでした。で、これをサビに持ってきて、テンポを上げて初期のRCを目指してアレンジしてみました。北川君も好きな『2時間35分』あたりですね。特にイントロの“E-C7”の感じが!
途中のテンポダウンの部分は今までにない展開。
これは「もしボクがゆずのライブもプロデュースしたら、きっとこういうアレンジにするだろうな」っていうぼくのゆずのライブアレンジです。
これでツアーをまわって、終わってまた曲を書くときにもっともっとライブを意識した曲作りができるように、という願いも込めてアレンジしてみました。
ブラスも昔のR&B風にシュミレーションで入れてみたら北川君が「是非、入れたい」、で拓夫さんにお願い。カッコイイブラスが入りました。
メインのボーカルも殆どアドリブというか、ボクと2人で符割りを考えながら“一体ボクは何を〜”とか、ノリ一発で入れました。ぶっきらぼうな感じがグーですね。
テンポダウンの所の変なエレキギターは昔ビートルズなんかでよくあった、いわゆる“逆回転ギター”です。
3 『待ちぼうけ』
これはレコーディングスタジオの屋上で録音しました。
すぐ近くに大きな道路が通ってるのですが、その向こうのマンションの住人が2人の声に気づいて観客になってました。
結構な数のテイクを録りました。
でも天気もよく、ボクは屋上の横のベンチで横になりながらディレクションしてました.....。