Yuzu's Discography
いつか・
寺岡呼人による曲解説!
1 『いつか』
メンバーは
ギター 藤井謙二(マイラバ!)
ベース 美久月千晴
ドラム 小田原豊
ストリングス 阿部雅士
ピアノ 寺岡呼人
です。
今回初めてドラムに小田原豊さんを迎えてレコーディングしました。元レベッカの超売れっ子ドラマーです。
元々のオリジナルと違うのは、イントロと最後のサビの構成。僕の中のテーマは“少し成長した『なにもない』”
ゆずって時々すごいテンション(コードとメロディーの音階がはずれてる状態)で歌ってたり、コーラスしてたりする。明らかにコードとぶつかってるメロとかがあるんだけど、でも音楽ってぶつかってなかったら人が感動するのかっていうと、そうじゃない。どんなにぶつかってても感動する事だってある。彼らはそのテンションでずっと歌い続けてきたわけだから僕は結構そのぶつかったまんまでレコーディングする事もしばしばあるのだ。
とは言っても今回はサビの頭だったので、メロはそのまんまでコードだけ少し変えました。2つ目のコードは「augment」っていうテンションをつけました。難しいようですが5度を半音上げるだけのコードです。
2 『出口』
実はこの曲が一番アレンジ的には考えた曲。そして気に入ってる曲でもあります。
何ともいえないような岩沢ワールドは、川辺で大道芸人と一緒に演奏してるイメージでアレンジしました。
アコーディオンはリクオさんというミュージシャンに弾いてもらいました。
イントロのマンドリンみたいなのは僕がアコギで弾きました。
3 『始発列車』
今回からのテーマがあって「路上時代じゃない曲をアレンジしながらレコーディングしてみよう」っていうのがそれ。
今までは路上でやりなれた曲をそのまんまレコーディングすればよかった。構成もアレンジもコーラスも殆どできあがっていた。でも「路上時代の貯金」はどんどんなくなっていくわけで、その貯金がなくなった時に変に彼らをあせらせたくなかった。
僕の本当のプロデューサーとしての出番は実はその貯金がなくなった時からだと思ってました。だから少しずつでも新しいゆずの可能性も少しずつ見せていきたかったのです。
『始発列車』はまずイントロもなく、間奏もちゃんと決まってなく、コーラスパートもちゃんとしてなかった、いわば原石みたいな状態だった。こんな状態で2人以外に聴かせるのは初めてだったんじゃないかな?
あえてこういう曲を入れて「こうして曲を完成させる方向もあるんだよ」っていう一つの可能性を彼らに示したかったのです。そしてそれは成功したと思ってます。