Yuzu's Discography
サヨナラバス・
寺岡呼人による曲解説!

1 『サヨナラバス』
メンバーは今回も
ベース 美久月千晴さん
ドラム 小田原豊さん
それと
パーカッション みさわまたろうさん
という最強トリオです。
僕の中の最高のポップスというのは、「明るいのに涙が出る」ような曲です。
小さい頃よくラジオを持って河原や空き地に出かけては昼寝をしてました。その時にラジオから流れてきた曲の中にそんなポップスがいっぱいありました。サイモン&ガ-ファンクル、カーペンターズ、ビージーズ、バートバカラック、オーティスレディング、ビリージョエルなどがそんな雰囲気を持った人達でした。
『サヨナラバス』を聴いたときに「これはあの時感じたポップスにしたい」とひらめきました。
曲は明るいのに歌ってる事はとても悲しい内容。これは明るければ明るいほど悲しくなる曲じゃないかと思いました。
プロモビデオもそうですが、その明るさの中に悲しさを出すのを随分考えました。しかし、結果は殆ど彼らが普段歌ってるものにリズムセクションを加えるだけで十分でした。オリジナルと違うのはイントロとブリッジのギターのフレーズだけです。
この曲のアレンジは僕自身すごく気に入ってます。というのも何一つ迷いがなかったからです。多分曲の持つパワーに引っ張られて自然とアレンジできたからだと思います。メンバーも同じ様な事を言ってました。何年経ってもずっと飽きないサウンドだと思ってます。
2 『ルルル』
『サヨナラバス』とこの『ルルル』のギャップ。
これがゆずのもう一つの魅力だと思います。そして『ゆずマン』の頃からやってきたチープなドラムマシーンのサウンドもすっかりゆずサウンドの要になってきたんではないでしょうか?僕は間奏にセリフを入れたらいいなと思ってたら次の日悠仁から「セリフ入れたい」って言ってきたので、「同じ事考えてる!」ってかなり盛り上がりました。彼はRCの名曲『2時間35分』のような感じで入れたいっていうので、スタジオのドアの向こうにある電話に携帯からかけてもらい、その電話にマイクをセッティングしてセリフ入れをしました。もちろんアドリブ。2テイクほどでキメテくれました。
3 『朝もやけ』
この曲を持って来た時に、「いい曲だね」って言ったら、岩沢君が「これ呼人さんのメロディーですよ」って言った。
すっかり忘れてたのだが、去年スタジオで暇な時に3人でセッションしてて、オレが即興で歌ったメロディーをテープに録って、その続きを作ったらしい。
しかし何の違和感もないのは凄い。ちなみに僕の作ったのはサビの部分。多少「厚治風味」にしてあるとは思いますが。
最初にギター一本でやってた感じが良かったので、そのままにしようと思ったのですが、前作からやってる「挑戦シリーズ」(まだ2人の間でもアレンジが固まってない曲に挑戦していくシリーズ)の曲なので、モータウンテイストでアレンジしてみたらメンバーにも好評だったのでこのアレンジにしてみました。