ロンググッドバイ
私立探偵呼人の事件簿
1999.08月号
今月のオススメ、『ボビーZの気怠く優雅な人生』角川文庫
○月×日
リハでのエトセトラ/其の弐
今日はスタジオで早速、動物占い大会。
オレと金やんとサニーのサッカートリオは「くろひょう」。
謙二は「おおかみ」。宮田さんは「こじか」(笑)。
「くろひょう」はいい人にみられたい種族で“満月グループ”「おおかみ」は他人との競争にはいつも勝ちたい種族で“地球グループ”「こじか」は人から面倒をみてもらえる種族で“新月グループ”らしい。それで“満月グループ”は“新月グループ”に弱く“地球グループ”に強いんだって、当たってるかも。
“満月グループ”の特徴で面白かったのが、
- ★満月グループと仲良くするには
* 約束は必ず守りましょう。
* 小さなことでも相談を持ちかけると良いでしょう。
* 常に連絡をとって、いろいろ聞いてみると何でも知ってたりします。
* 相手の存在を認めてもちあげることがポイントです。
この「* 約束は必ず守りましょう」っていうのが、かなり当たってるかも。約束にルーズな奴嫌いだから。
- ★満月グループが買い物に行くと?
* 買い物に行く前に、大体何を買うか決めている点では地球グループと一緒ですが、事前にカタログなどで情報収集をして、チェックを怠らない。っていうか、マニュアル好きです。
* それとなく値切るのが得意で、同じモノならできるだけ安く買いたいので事前チェックを怠りません。
* ただ、予測してない新製品があると思わず買ってしまうのが弱点でしょう。
「* 事前にカタログなどで情報収集をして、チェックを怠らない」っていうの当たってるかも。でも「値切るの」はチョー苦手。金やんやサニーはどうなんだろう?あと、「* ただ、予測してない新製品があると思わず買ってしまうのが弱点でしょう。」これはもうビンゴ〜!!よくある。この不測の事態。
- ★満月グループとけんかをした時の仲直りは?
* プライドが高いので、なかなか自分で謝らない。(っていうか悪いと思ってない)
* 結構根に持つほうなので、仲直りは大変だが心をこめて謝れば、きっと許してくれるはず。
* 手書きの手紙で謝るのも効果的。
「* 結構根に持つほうなので」。ビンゴ〜!!オレは根にもつよ〜。「一生許さない奴リスト」っていうのもあって、今3人ほど登録されてる。ウシシ....。
でも、占いって当たってるところだけをみて「うわぁ〜ビンゴ!!」みたいな所があるから、あんまし信用してないけど、でも楽しい。
明日みんなのもやってみようかな。
○月×日
動物占い
今大流行の動物占い
にアクセスした。
オレは「くろひょう」。当たってんのかな?
○月×日
リハでのエトセトラ
リハもそろそろ慣れてき始めて、エンジンがかかってきた。
ドラムの宮田さんも覚えるのが異常に早く、既曲はあっという間に終わった。新曲は謙二が、田舎から出てきた友達と遊びまわって、覚えてこなかったので、ボツになったりした(っていうかホントは曲順の関係なんだけど)。
あとは、金やんに困ったときに対処できる言葉をいくつか謙二と伝授した。
ポピュラーな所で
「ガァー!」
これは、何でもない事でもこう言えば、色んな事がオーバーになってバカ受け!
あとは、失敗した時やごまかす時に便利なのが
「アー!」
ポイントは顔の表情なんだけど、かなり愛嬌たっぷりの顔と目を大きくするのがコツ。でも2つとも同じなんだよねー。これが。
金やんは「そんな表情オレにはできないよ」とか言ってたけど、きっとライブの頃には
「ガァー!」
とか言ってるハズ。
そういえば、今日からセリエAが始まった。
しかーし!何とWOWOWでは今シーズンから放送しないのか、番組表に載ってなかった。
これじゃ、加入してる意味なし!さっそくスカパーに入るぞ!!!
○月×日
地球の年齢
今日はゆずのレコーディングで、長い長いセッションの一区切りだった。
エンジニアの手塚さんを含め、軽い打ち上げをやった。
レコーディングした曲を聴きながら、改めてゆずの成長を感じた。そして、我ながら“グッドジョブ!”をしたな、と改めて感じたのであった。エヘヘヘ.....
さっきNHKで、フランス制作の「宇宙への旅」(タイトルは多分違う)っていう番組をやっていた。
それによると、地球の年齢は40億歳。
その40億年を1年に例えると、人が生まれたのは、大晦日の11時47分ぐらいらしい。つまり、人間の歴史、いや生物の誕生自体が突然変異のようなもので、ほんのつい最近の事だっていうことを言っていた。そして、地球の寿命はあと40億年らしい。だから僕等の生きてる今は、地球の人生の丁度半分って事。80億年の中のホンの塵のような存在なんだ、僕等は。
そう考えると、細かいことでクヨクヨなんてしてる事なんてバカらしくみえてくる。
たのしく、生きたいものだ。
オレの今度のライブのタイトル“モンキービジネス”はもともとチャックベリーの『Too Much Monkey Business』とRCの『ドカドカうるさいR&Rバンド』の中の「子供だましのモンキービジネス!」ってフレーズから取ったもの。直訳すれば、「インチキ商売」。
でも、「“人生はインチキみたいなもの”“生きてる事自体がインチキみたいなもの”。だったら思いきり楽しもうぜ!」ってオレは解釈して、このタイトルをつけた。だから今日の番組を見て凄く気持ちがリンクした。
ますますライブに向けて気持ちが盛り上がったのであった。完。
○月×日
久々のビデオ鑑賞
掲示板をチェックしたら、『JET MOBILE 2000』の紙飛行機企画が話題になっていた。
フミヤみたいに武道館だったら、飛行機飛ばしてもきれいだろうけど、クアトロはうまく飛ぶかな?
でも、それはそれで面白そうなので、みてみたいねー。
今日は藤木君のレコーディングが意外と早く終わったので、買いだめしておいたビデオを観ることにした。
今日観たのは『隣人は静かに笑う』。
主演は『フィッシャーキング』の名優ジェフブリッジスと『ショーシャンクの空に』のティムロビンス。いやー、これはダークホース。面白かった。特にラスト!こういう展開ってハリウッドっぽくないなーって思ってたら、案の定「ラストの衝撃の為、全米では公開が2ヶ月も遅れた」と解説に書いてあった。この展開はフランス映画っぽいかも。でも好きだな、オレは。
あと早く観たいのが、高倉建主演の幻のアクション映画『君よ憤怒の河を渡れ!』。これは『新幹線大爆破』の監督で、原田芳雄も出ている。これは観てみたい。そう考えると建さんほど、こんなに長い間、日本映画に現役で出ている役者はいないんじゃないだろうか?あの昭和30年代の任侠映画時代から、『野性の証明』で薬師丸ひろ子、『鉄道員』(ぽっぽやと読むのだ)ではヒロスエ、そして田中麗奈とパソコンのコマーシャルにも出てる。渥美清ときっと同年代のはずなのに、この「現役感」はどこから生まれてくるんだろう?すごい事だ。あの体も鍛えてないと、とてもじゃないけど保てないはず。『新幹線大爆破』みたいなアクションから『幸福の黄色いハンカチ』(泣きました!)のようなヒューマンドラマまで、本人も言ってるとおり(笑)、決して器用ではないけど、存在感はもの凄いものがある。『八甲田山』や『動乱』などは建さんなしじゃ考えられないもんな。
裕次郎以上に建さんがいなくなった時の邦画の喪失感は大きいと思う。
DVDで揃えようと思ってる一生物コレクション(孫コレだね)に、邦画ではモチ優作モノ(まだ出ていない)、『男はつらいよ』と裕次郎や小林旭の日活シリーズは入れようと思ってたんだけど、高倉建モノも加えなきゃ。あー急に『八甲田山』をみたくなった〜!
○月×日
秋の気配
秋の気配を感じた。
今日スタジオを出たときに吹いてきた風に。
やっぱり昨日の嵐が季節のカーテンだったんだ。嬉しいな。やっと夏が終わる。東京の夏はやっぱ苦手だ。これでも何度か海に行ってればきっと好きになれたんだろうけど、結局1回も行けなかったので、「暑い〜!」で今年の夏は終わりそう。
ゆりっぺからライブの誘いの電話が来たけど、リハで行けなかった。
彼は秋から始まるゆずのツアーに参加予定なので、是非がんばって欲しい。
参加予定のメンバーを見ると、みんな知り合い!!身内!!(笑)見に行くのが楽しみ。っつうかオレも出るぞ。
おっと!そういえば今日は金やんの誕生日だった!
しかも、リハも随分たってから「あ、今日オレ誕生日だ」って......、「早く言わんかい!」って感じ。
「いくつになったの?」って聞いたら「33才」。
金やんも「ロング....」読んでるから、「村上春樹も33才でデビューしたんでしょ?いいことあるかも」って言ってきたので、「でも逆に33才でダメなら34才はもうないよ」って冗談で返したら、宮田さんが「オレもオリジナルラヴでデビューしたのが33才だったんだよ。だから34才はないねー」と追い打ちをかけてきた..............。
「33才」はキーワードかも男にとって....。
そういえば、「OHMURAさん」って方からメールでオレと謙二と金やんの誕生日による運勢を「性格辞典」っていう本を読んで送ってもらった。ありがとう。それによると
3月8日の藤井さんは「優しさと抜け目のなさを合わせ持つタイプ」
↑これ、かなり“ビンゴ!”特に“抜け目のなさ”って所。
8月25日の金戸さんは「几帳面でマニアック」
↑これも結構当たってる。“マニアック”な所が!(笑)
肝心のオレは
☆2月7日生まれ(特に目立つ良い運・・・創作運・独立運)←イエーイ、天職って事?
性格と運命
・・・独自のポリシーや考え方を持った非常に個性的なタイプです。なんであれ、人と同じことをするのが嫌いで、常に独自性を強調したがります。仕事では、ルーティンワークはダメですが、クリエイティビティーを要求されるものでは、素晴らしい成果を上げるタイプ。運勢的には、2001年の6月までに実力を養うと、それ以降、大発展の暗示です。
(「ルーティンワークはダメですが、クリエイティビティーを...」ていうのは当たってるかも。2001年6月?よし!!)
恋と結婚
・・・・直感に導かれて人を好きになるのが、この生まれの一番の特徴です。いわゆる一目惚れが圧倒的に多いようです。ただ、器用なタイプではないので、思いが伝わるまでにはかなりの時間がかかります。でも、自分の直感を信じているかぎり、必ず思いを遂げることができるでしょう。そしてそれがゴールへつながり、そのまま一生連れ添うことになるはずです。運勢的には、2000年の後半に有望な見合い運と、復活愛の暗示が出ています。
(2000年の後半?おい!そんなに待つの?見合いって...)
人間関係
・・・・非常に個性的で独自性を強調するため、サークルや職場ではどうしても浮いた存在になりがち。また、知らないうちに敵をつくってしまうこともあるでしょう。ただ、他の人にはマネのできない独創的なアイデアを出せる人ですから、人を見る目がある先輩や上司には一目も二目も置かれ、味方になってもらえるはず。とはいえ、この生まれの人は、独立してこそ、持てる力を最大限に発揮できるタイプなのは間違いありません。
(“独立”...インディペンデンスデイ?)
相性のいい人(マイペース人間・カンがいい人・セクシーな異性・蠍座のB型)←「蟹座」って何月だっけ?
相性の悪い人(我の強い人・礼儀にうるさい上司・常識家・乙女座のO型)←乙女座って何月だっけ?
ラッキーポイント(ボルドー色・地下街・ショートジャケット)←地下街って......何処にあんの?
ま、上の事は誰にでもあてはまるとも言えるけど、時々思い出してこの「ロング...」をチェックしてみようかな。
○月×日
リハ
昨日からライブリハも始まった。ドラムの宮田さんはトリプルヘッダーで、「頭のメモリーがいっぱいだ」って言ってた。
金やんは、何か垢が落ちたように顔がスッキリしてた。良かった、良かった。
でも毎回そうなんだけど、初日は疲れる。程々にしておかないと、リバウンドがくる。ギターをずっと持ってるので、肩も凝る。
何でも下の階のスタジオではQちゃんもいたみたい。また短パンかな。
さてやっとオレの事務所がホームページを作った。
この『YOHITO'S WORLD』を作った2年以上も前から話はあったから、異常な遅さ(笑)。『YOHITO'S WORLD』を作るときに「もうすぐ会社も立ち上げるから、それまで待ってれば?」って言われたんだけど、待ってたらきっと作ってなかったな。オレは。でも、面倒だけどアーティスト自身が作るページって実は本来あるべき姿のような気がする。本当は会社がやってくんないから自分でつくったんだけど(笑2)。オレは鮎川誠さんのページにかなり刺激を受けたし、これからはアーティストがこういうページを作り、ビデオも作り、会社も作り、イニシアティブをとって、自分の責任下で仕事をしなきゃダメだと思う。
もう夏が終わろうとしてる。
今日はものすごい豪雨だった。何だか、季節の境界線を見たような気がした。
○月×日
「ソバ イズ ソウルフード」
昨日は藤木君、今日はゆず。毎日銀座に通ってる。
オレのおばあちゃんに頼まれたサインを快く書いてくれた2人、北川君は広島のライブの時に渡されたおばあちゃんの手紙をちゃんと持っててくれてるらしい。ええ話や。
最近、池波正太郎の『東京のうまいもの』っていう本を買ったんだけど、これに古き良き時代の下町のお店がいっぱい出てて、別にお店まで行こうと思って買ったわけじゃないんだけど、東京に10年も住んでいながら本当の東京に触れてないなーって改めて思った。宮部みゆきの作品もそうだけど、“江戸”の粋な文化や“食”や雰囲気の表現を読んでると、オレ達が“東京”だと思ってる渋谷や新宿や六本木なんて田舎に思えてくるし、そこでいい気になって遊んでる奴らは只の田舎モンに思えてくる。
オレは全く美食家ではない。むしろ、雑食家だ。嫌いな物は何もない変わりに「これは美味!」ってよっぽどじゃない限り思わない。それでも池波正太郎の文を読んでるとヨダレが出そうなぐらい“味”が伝わってくる。オレもスタジオの帰りなんかに行くいきつけの店なんかあるといいな、浅草あたりに。うん、粋だ!
そんなオレが東京に来て最も“江戸”に触れたのが“蕎麦〜そば〜”だ。ここのところ、毎日食べてる。でも明日から夏休み休暇でお休み。悲しい.......。何かのインタビューで落語家の何とかっていう人が「江戸っ子は気が短けぇーから、うどんより蕎麦なんだよ」って言ってて、しかもインタビュアーが驚くぐらいアッと言う間に平らげて、「江戸っ子は蕎麦を噛まねぇーんだよ」とも言ってた。影響の受けやすいオレは案の定最近はあんまし噛まず、アッという間に平らげ、「江戸っ子」気分を満喫してる(.......)。
でも蕎麦は大好き。
むかし、岡村靖幸くんに「呼人くんの人生にとって一番大切な食べ物は何?」
ってあの岡村節で聞かれた事があって、そんな普段「人生にとって一番大切な食べ物」の事なんて考えた事がなかったから、即答できず「岡村くんは?」って訪ねたら、またあの雰囲気で「僕は蕎麦だね」
って答えた。
あの天下の岡村靖幸の「人生にとって一番大切な食べ物」が「蕎麦」っていう、そのギャップにも驚いた。
でも東京人、もしくは東京人になろうとしてるオレのような人間にとっては“蕎麦”は『ソウルフード』なんだと思う。
○月×日
夜型に逆戻り?
ヤバイ.....。せっかくの朝方(っつてもカナリ遅めの朝型だけど)がズレてきそう。
今日は起きたら1時をまわってた。「ガーン....」。スタジオが3時からだったから良かったものの、こんなんじゃ昔の生活に戻っちゃう。しかも、クーラーがついてて(っても自分でつけた)、体もおかしい。慌ててジムに行って汗をながした。
藤木君の詞を書いてたら、少しずつ寝る時間がズレってった。
今回は謙二にも詞を見せたりしたんだけど、あいつなりに何か色々言ってたけど、とりあえず聞き流した(笑)。
ウソ、でも歌入れにも来たりして、アイツも30にしてやっと大人の自覚っていうか、責任っていうものを分かってきたみたい。
さて、来週からオレのリハ、ゆずのレコーディングと藤木君のレコーディングが交互に入ってきて、怒濤の週になりそう...。ま、ハタラカザル者クウベカラズって事だな。
○月×日
国際携帯電話!
イタリアにいる名波の携帯につながった。
文明ってすごい。
何でもイタリアに来て、まだ部屋に3回しか帰ってないそうで、ずっと合宿をしてるとの事。
大変そうだ。しかもEC以外の国から外人が来たので、3人枠の争い問題まで出てきた。もう開幕はすぐそこ、がんばれ!!
○月×日
『センチメンタル』
『ボビーZの気怠く優雅な人生』。メチャメチャ面白い!『気怠く優雅な人生』ってオレの目標じゃん!でも主人公は全然“優雅”でも“気怠く”もないんだけど、読んでてこんなにワクワクする本は珍しいかも。何でもワーナーが映画化するらしい。是非ボビーにはブルースウィルスを!!!
『センチメンタル』がもう発売。レコーディングしてから出すのがかなり早い!
でも普通は3ヶ月ぐらい前にレコーディングするものだけど、これだけ短いインターバルででると新鮮味があっていいかも。
ゆずネットの『ゆずの香り』でこの曲の解説を書いたんだけど、『夏色』を出してまだ1年。去年の今頃はまだ路上をやってた2人がこうやって色んな音楽やサウンドに挑んでいくっていうのは素晴らしいと思うし、勇気のいることだと思う。だって路上の延長のような事をやって「ファンの望むゆず」をやっていれば、こんなに楽な事はないし、「ゆずはこんなんじゃない!」ってな事も言われないですむ。でも実際問題として、路上では曲を作れないし、ライブも難しい。「ファンの望むゆず」を続けて行っても『ゆずの素』は越える事は難しいし、トーンダウンしてくだけような気もする。
でも彼らは着実に誠実にゆずというジャンルを広げていってると思う。『傑作は常に賛否両論から生まれる』。昔の人はいいことを言う。
これからも彼らには常にビックリさせられるような作品を作って欲しい!そういう姿勢をオレはいつもリスペクトされてるから!!
○月×日
アイラブ沖縄料理
今日は昼間、携帯におばあちゃんから電話があった。
「ゆずのサインちょーだい」。相変わらず元気で何より!去年の米寿の祝いからもう1年がたったんだね。早い。
今日、スタジオが終わって沖縄料理を食べに行った。
オレはジュンスカ時代、よく沖縄に行ったんだけど、もう全然好きになれなかった。っていうか好きになろうとしなかったのかもしれない。まず、暑いのが苦手なのに何で夏に沖縄に来るんだ?っていう不満と、沖縄ともなると決まって前後2日間ぐらいの長期ステイになる。ただでさえ団体行動が苦手で、スタッフはゴルフしたり、泳いだりしてエンジョイしてるんだけど、オレの居場所は何処にもなく、「帰りたい!」の連発だった。
ある時なんか、っていうか毎回か?、海に1度も行かず、ずっとホテルの部屋のお風呂に水を溜めて、そこに入って本とか読んで一日を過ごした事もあった。何て暗い奴!!オレ、ツアー打ち上げのグァム旅行でも海に行かなかった。レンタカー借りて、ドライブしてた。やな奴!!
そんな沖縄に興味を向かせてくれたのが「沖縄料理」。
“ごーやちゃんぷる”が大好きで、よく食べてたんだけど、あれって何か健康にいい気がするし、しつこくない。
オマケに沖縄の人のように長生きできそう・(オレは長生きするのが目標だからネ)。そうしてる内に沖縄の人がやってる沖縄料理店を見つけて、時々食べに行ってる。気のせいかもしれないけど、次の日の調子が違うんだよなー、食べた後は。今日はゴーヤジュースを飲んだ。かなりマズイんだけど、寿命が5日は延びたと思う!今日はなかったけど、シィーカーソージュース(ゴロ合ってるかな?)っていうのもかなり美味しい!
あんなに嫌いだった沖縄(っていうか沖縄ツアー)に、今度はちゃんと行きたくなった。最近見た、浅丘ルリ子がマドンナの寅さんも沖縄だったし、うーん行きたい!ゆずのファンクラブに入って連れてってもらおうかな?
○月×日
夏風邪
を、みんなひき始めたみたい。
やっぱ、クーラーよくないね。だって、ほんの30年ぐらい前はクーラーなんて何処にもなかったはず。
体がおかしくなるよ、あれは。と、いいつつ今日も起きたら体が冷たくなっていた。
もう最近は、起きたら池中玄太みたいな頭で(ワカル人は26才以上?)そのままジムに行って、サウナに入ってる。
そんでサウナで“解凍”。「チーン!」。
これでほんの少しは予防になってんだけど、こままじゃマズイ!今日は「もっと発汗しなきゃ」と思い、本場仕込みのインドカレー屋のカレーを食べた。そしたら、これがもの凄い発汗で、毛穴という毛穴が開き、「え、汗ってこんな所からも出るの?」っていうような場所から(特に耳の裏側)汗が出た。これは行き過ぎ!きっと鏡を見たら、顔が緑色になってはず。
でも焼き肉は食べたし、ウナギも食べたし、カレーも食べたし、食べ物的にはパーフェクトなんだけどなー......。
○月×日
花火
今日は東京湾で花火があったみたい。
オレは謙二と藤木君のレコーディングで、銀座にいた。だから目と鼻の先だったのに、見れなかった。
昨日はゆずで同じ銀座のスタジオだったので、夜は美味しいウナギ屋に行った。岩沢君がまたそこの主人のマネが上手いので、店に入ってオヤジさんの顔を見ただけで笑いそうになってしまった。ずっと岩沢君と顔を見合わせて吹き出しそうになってた。
昨日は『センチメンタル』のビデオを観た。
『いつか』に続き、別の監督。「ウワァー悔しい!」ってほどじゃなかったけど、色はすごく綺麗だった。さすが35mm!!
プロモの良さって結局、ファンにとっては『パチパチ』みたいに、「かわいく写ってればOK」なのかもしれない。
オレは結構、ゆずの時はシルエットや後姿など、“モノ”とか“構図”として彼らを撮るから、そういう人には不評かも...。
この間ひさしぶりに『夏色』『雨と泪』『少年』『からっぽ』『サヨナラバス』と自分の監督作品を立て続けに見たけど、カットの細かさとか結構「甘い」ところいっぱいあったけど、かなりグッドジョブ(いい仕事ネ!)してると悦に入っていた。
初めて他人のアレンジの仕事をしたときに、たまたま一緒だったアレンジャーの佐藤隼さんにすごい褒められて、「音楽は“いい気になって”やることが大切」って言われた。結構それから意識してるかも“いい気になって”仕事をする事を。うん、大切だ。すごく。
○月×日
スタミナ!
今日は夕方まで詞を書いて、夜は焼き肉を食べに行った。
“コールマンミーティング”でベースを弾いてくれたユリッペと一緒に、恵比寿の焼き肉屋へ。お盆なのに激混みだった。でも、食べる前から「暴飲暴食」宣言をしてたオレは、かなり最初からとばした。ユリッペは「全然食べてないじゃん」と言ったが、急に空腹時に食べたせいか、最後のビビンバは手が出なかった。失敗.......。
しかし、気づけばユリッペとこうして2人でいるっていうのは初めてだった。
なので、お互い知らない事を改まって聞いたりして変な感じだった。考えてみれば、ゆずのバンド“オリオン”に彼を推薦したのはオレだった。今から考えてみると、あまり知らないのによくそんな事をしたなと思う。でも彼のベースは何度も見てきたので、迷わなかったけど。
彼に言わせると、「呼人君は会うたびに、ドンドンイメージが良くなる」らしい。そう人を褒める所をみて「ま、さ、か、.......」「ユリッペって次男?」って聞いたら、「次男です」と即答。「ブルータス、お前もか!」とはシーザーの言葉。「ユリッペ、お前もか!」っていうのが今のオレの気分。
帰ったら凄いカミナリで、迷わずオレは多摩川へ“カミナリウォッチング”に出かけた。
10年ぐらい前もここですごいカミナリを見たので、また見れるかな?と思ったけど、そんなに大した事はなく残念だった。
でも花火よりも好きかも、カミナリや台風って。台風の時もよく出かける。子供の頃は縁側に弁当を持って、雨を見に行ってたらしいから、筋金入りのウォッチャーだ。これは弟が言ってたんだけど、都会にはマイナスイオンが少なく、ストレスの元になってるらしい。でも噴水とかプールとか水の多い所はマイナスイオンが発生してて、だから日比谷公園の噴水の周りとかって人が集まるらしい。
だからこうして、雨の中をわざわざ出かけるっていうのはオレの中の本能がマイナスイオンを欲してて、カミナリや台風の時に足を向けさせるのかもしれない。

↑雨の日になると、こうして弁当と傘を持ってお出かけ。
○月×日
「何で知っとん?」
最近、謙二との間での挨拶がわりのセリフが「何で知っとん?」(「何で知ってるの?」の福山弁)。
謙二もプライベート掲示板を持っていて、そこに日記みたいにその日の行動を書いてて、アイツもオレの『ロング...』読んでるから、お互いの行動が筒抜け状態。そんで会ったときに、「オマエ、昨日車ぶつけたんだって?」とか「『スターウォーズ』観たんだって?」とか掲示板で見た事を聞くと、掲示板を見てるのを知ってるくせに、わざとビックリしたような顔で「何で知っとん?」ってお互い言い合うのが、ここ最近の挨拶になってきた。
あと、携帯に“藤井謙二 着信あり”ってあって、電話したら「もしもし、何か用?」って....「オマエが電話してきたんじゃん!」っていうのもパターン化してきた。まったく三十路コンビ、何やってんだろう.....。
昨日は小淵沢の高原に、ホンのひとときのバカンスに行った。いやー涼しかった!クーラーのいらない生活ってこんなに気持ちのいいもんなんだって、改めておもった。っていうか人間っぽい。あと知り合いの家族の別荘に行ったら、そこに小さな犬がいて、オレは小さな犬は好きじゃないんだけど、少し一緒にいるだけで情が移ってしまい、かなり好きになってしまった。急に犬が欲しくなった!!
犬にしても、小さな子供にしても、元々は好きなんだけど、いつ頃からか、意識して遠ざけるようになっていたかもしれない。でも、あの子犬はオレの中の「ホントは犬が好きなんだ本性」を呼び覚ましてしまったかもしれない。
○月×日
戦争を知らない子供たち
終戦が1945年だから、戦争が終わってこの夏で54年か.....。
何だかチョット前って感じがする。こんなに時がたつのが早いと...。
今日からまた謙二と藤木君のレコーディングに入った。
アイツは盆に田舎に帰るらしい....。しかも同級生に説得されて.....。もう三十路を迎えた男が、今更同級生に会うためにわざわざ帰郷するなんて.......ウラヤマシイ........。オレの場合、仲の良かった友達はみんな東京に出てきたからなー。“コールマンミーティング”でドラムをやってくれた壇上尚居なんて、高校3年の時の1年生だったのだが、未だにオレの中では「高1」なんだよなー。それがもう「三十路」!。人生の半分は付き合ってる事になる。早い...。
圭輔なんて(注1-東京にいる、小学校から大学まで一緒だった同級生)、20数年も一緒だ!!!!
あの「わしはピンクレディーのミーちゃんと結婚するんじゃ!」って騒ぎながら、一緒に通学してた圭輔ともう20年以上..。
東京に出てきてる仲間を集めて、「大同窓会」をやろうかなー。でもニャー、オレ人徳ないからニャー...。
○月×日
シャングリラ!
初めてユーミンのコンサートに行ったのが16才。倉敷市民会館。
あれから、気づけば15年も時間が過ぎていた。思えば、その時のコンサートのイメージがずっと頭に残っていて、今でもオレの中の「理想のライブ」になっていたんだと、改めて今日のユーミンライブのクライマックスの大団円を迎える演出を観て思った。
はっきりとはわからないが、今回のツアー絶対赤字だと思う。例えチケットが1万円以上の値段だったとしてもだ。
「いいものをつくりたい」っていう息吹が、すごくピュアに感じられた。
それは「経費削減」の為にのコンサートをやってるアーティストとはまったく違う次元のものだ。
オレ達はこういう姿勢を失った時に、創作活動を止めるべきなんじゃないかな。今日はゆずの2人も来たんだけど、客席の年齢層の幅に驚いてた。
これだけの年齢層の人を集めて、コンサートをやるには、これぐらいの気持ちがないとやっていけないんだと思う。
今年はじめの山下達郎に続き、元気と勇気をもらったコンサートだった。
○月×日
“コールマンミーティング”無事終了
昼間に“コールマンミーティング”を終えて、そのままユーミンの横浜アリーナへ。何ちゅう過密なスケジュール。
今、その横浜アリーナのレストランで一人、コーヒーを飲んでる。
それにしても、今日のライブは大変だった。
何が大変って、スタートが昼の1時だったので、朝の10時半に会場に入ってリハーサルとかして、声を出した事だ。
こんなに早い時間に歌った事なかったから、リハでは声が全然出ないで、超ビビッた。
でも本番は結構声が出たので、良かった!
しかし、こんなにリハをやったのはホントに久しぶりだった。リハは2日間しかなくて、1日9時間とかぶっ通しでやったりした。
結構おとなしい感じの曲ばっかで、観てる方は少しダラ〜っとしちゃったかもしれないけど、オレは新鮮にやれた。アコースティックもいいな。あんまし自信なかったけど、やってみると楽しかった!!
そして、今日はスペシャルゲストにジュビロの服部君が来てくれた!
昨日、試合の後一緒に飲んで、「明日ライブ行きますよ」って言ってくれて、「でも早い時間からやるから」って断ったんだけど、それでも!朝6時まで飲んでたにもかかわらず!彼は来てくれた!すばらしい友情!それに引き替え鈴木秀人君も来るって言ったのに、来なかった.....。付き合い考えようかな(笑)。昨日は、あと奥も高原も来てた。豪華メンバー!特に高原はまだ20才!好青年だった。
なんでもライブというものに、まだ一度も行った事がないらしいので、電話番号交換をして、今度誘ってみることにした。
○月×日
コールマンミーティング、マジか?(間近)
コールマンミーティングのリハをやって、ゆずのレコーディングをやって、藤木君の曲を謙二と書いて、訳がわかんない真夏の夜。
リハは楽しい!懐かしい曲、こういう機会しかできない曲をやってるので、改めて勉強になったりもする。
昔はいい曲が多い!
何でもゆずはファンクラブの人と沖縄に行くらしい。ヒデキかニシキノか、オマエら!それにしてもバブリーだねー。
でもクロコダイルはアットホームな感じで全然いいと思う。上手く行けば恒例化したいな。そのうちオレもワイハー(注1-業界語でハワイ)に行こうかな?いや、タルオ(注2-業界語で小樽)がいいな。
あと!9月3日のライブでは、あの北川悠仁画伯(注3-オレのパパでもある?)デザインのモンキービジネスマンのTシャツ、及びグッズが出せるかも。コレはレアー!!その他オプションもつくかも(注4-あくまで“かも”です)。気づけばもう1ヶ月きってるんだな。クアトロまで。
曲目もそろそろ考えなきゃ。
○月×日
残暑?
○月×日
『呼人』
「『呼人』っていう本が出てる」って色んな人からメールをもらった。
始め何のことかよくわかんなかったけど、たまたま駅の本屋で見つけてしまった。大きく『呼人』って書いてあったので、すぐ気づいた。
試しに買ってみた。試しの割には1800円ほどしたはず....。しかし、今まで「呼人」って名前の人に会ったことなかったから、活字で「呼人」っていっぱい
書かれてるとドキッとする。
まだちゃんと読んでないけど、主人公は12才の男の子で、名前が呼人。この子は12才から成長がストップして30年たった2020年でもまだ12才。それで母親とかを捜しにいったりする内容だったと思う。
それで!!!!
さらにビックリしたのが、父親の名前が
“悠仁”!
これにはビックリした!だって父親だよ!
さっそく今日北川君に言ったら、「それ絶対に僕らを意識してますよ。だって僕、今まで“悠仁”って名前の人に会ったことないですもん。呼人さんあります?」って聞かれたので「オレもないよ」って答えた。
作者の人はドラマの『青い鳥』や『眠れる森』を書いた人みたいだし、今度はまた原作が映画化されるみたい。だからいつかこの『呼人』も映画化かドラマ化されるのだろうか?
そしたらチョイ役でもいいから出してもらおうかな?あと主題歌(笑)
○月×日
アフター京都ライブ
まるで初めての修学旅行のように、京都の行き帰りとも新幹線でオレと謙二は寝ずにずっとしゃべってた。
金やんは一人で大阪に残り、連泊した。多分また一人で思い出し笑いでもして肩を大きく揺らしてるんだろう。
東京に着いて、2人で足裏マッサージへ。隣りで謙二は「ウワー!」とか「痛い!」とか「くすぐったい!」とか超うるさかった。後で「わし、くすぐったがりじゃん?」って....知るか!そこで緊張したのか汗をビッショリかいたらしく、オレもTシャツを買いたかったので、店を出てコンビニで肌着を2人で買った。オレ達はそのままスタジオで仕事があったので、スタジオで2人ともTシャツに着替えたんだけど、その似合わないこと!
2人のその間抜けな感じが、まるで『パルプフィクション』のトラボルタとサミュエル.L.ジャクソンみたいで、逆にかっこ良かったかも....。
その日も朝3時ぐらいまでスタジオで仕事をして、やっと家に帰った。
○月×日
京都ライブ
ソロになっての初野外。いや〜暑かった!
詳しくはこちらをを見て欲しいんだけど、でも開放感があった。昔は“夏”って言ったら殆ど家にいないぐらいイベントに出てたんだけど、あんまし「開放感」とか「暑い」とか、何か記憶がないんだよなー。野外の...。でも京都駅、しかも正真正銘の“京都駅”の中でのイベント。場所的にも何かお笑いの営業に近いノリがあった。
最初は「こんな所じゃうまくできないかも」なんて思ってたけど、ライブが始まったら何の違和感もなくやれた。っていうより、いつもよりハジケてたかも...。おじさんとか、子供が耳を押さえながら目の前を通り過ぎても気にならなかったし、『アップルパイ』も最初は「この曲はもっと閉鎖的な感じの中の方が合うから野外は....」って思ってたけど、高原のジャズフェスティバルとか、ウッドストックのような、野外の雰囲気にこの曲が一番ピッタリはまったかも...。
そしてライブ終了後、椎野さんは帰っちゃったんだけど、あとのメンバーはオレと一緒に大阪へ。しかも全員ラジオ出演。
その前に、みんなで焼き肉を食べに行ったんだけど、もう煙が凄くて凄くて...。途中からみんな無口になり、涙を流しながら食べた。でも味の方はかなりイケてた。久しぶりの焼き肉と、ライブ終了の解放感からおれはかなり暴飲暴食をした。
ラジオはちわきまゆみさんの番組に出た。メンバー全員で出て、その日のライブの曲を4曲ほど聴いたのだが、コレがかなり良かった!
802の音響の人が上手で音も良く、東京から来てたディレクターのC.P.(通称、ツェーペー)が「是非ボーナストラックで出しましょう!」って言うほどの出来だった。謙二もついつい「以外と....良くてさ〜」とオレ達しか笑えないギャグを飛ばしてた。
そのラジオの後は、メンバーだけで飲みに行った。こんなに長く付き合ってて、4人で飲むのは初めてかも......。
相変わらず金やんは一人で、オレ達が言った何でもない言葉に反応して、肩を大きく揺らしながら笑ったり、急に思い出し笑いとかして気持ち悪かった。
最近のオレ達にしては深酒になり、こうして長い長い1日が終わった。