ロンググッドバイ
私立探偵呼人の事件簿
1999.07月号
『サイモンバーチ』ワンダフル!
○月×日
明日は京都、さて世界は.....
明日は京都ライブ。
7/31。世界は終わるのか?たまたま家に『ノストラダムスの大予言』があって読んでみた(実は初めて読む)。今から27年前って事は1999年の事なんて遙か未来だから、何か好き勝手言ってるって感じ。しかも作者の五島って人、もう隠れるような生活をしてるらしい。
ホントは、京都に行ったら竜馬の墓とか、嵐山とか行ってみたかったけど、無理っぽい。
何でも京都駅、メチャメチャ熱いらしいから、休み休みやんないと......。ソロになって初めてかも、夜以外にやるの....。
さ、明日は7の月最後だ。がんばるぞ!!
○月×日
金やんラストギグから1夜明けて.....
金やんは昨日、朝の7時まで飲んでたらしい。
しかもラストギグって話を聞きつけた友人から次々と電話があり、「朝まで飲むぞ!」という誘いがあったみたい。なんて人望が厚いんだ、金やん。もしオレが「音楽辞めて、引退する」って言っても、電話してくる友人はいない気がする.....。人望ゼロ.....。トホホホ.......。
でも小林君は電話くれそう。謙二は...あいつはオレが辞める時は道連れだから、別として。
でも金やんはちゃんとリハに時間通り来て、ちゃんとベースを弾いてた。
オレはバンマスとして、もしだらけてたら、
“いくらラストギグでも、コレは仕事!朝まで飲んで何やっとるだ!”
って怒鳴る準備をしてたのに、きっちり仕事をしてた。えらい!
オレが金やんに「人望、厚いねー」って言ったら、謙二とオレに「2人は1年中、色んな言葉とかギャグ考えて、凄いな〜」って言った...。
それって褒めてんの?
○月×日
金やんラストギグ
今日は謙二との曲作りの合間にラママに金やんのラストライブを見に行った。
思えば最初に金やんを見たのもラママ。コレも何かの縁かも...。
でも、金やんの今後は明るい、そんな気がする、かなり。オレの予想は結構当たるからなー。がんばれ、金やん!
そんで、ライブにはQちゃんも来てた。これまた久々。
終わって謙二と3人でずっと話してたんだけど、“男気”を感じたな、Qちゃんに。
明日からはまたライブリハ。もう寝ようっと。
○月×日
ボディーボード
ここんとこ車運に見放されてる。
今日修理があがった車を引き取りに行って、帰ろうとしたらまたまたエンスト.....。
店員が「スミマセンがもう一日預からせて下さい...」。おい!2台続けてこんな調子。2台目も取りに行った日にエンスト。
このホームページの最初の年の暑中見舞いが九十九里浜で撮ったボディーボードに乗ったオレだったのだが、あれから行ってないのか?
今、一生懸命夏を好きになろうとしてる。
暑くて暑くてしょうがないんだけど、「気持ちいい!」っていいきかせて、好きになろうとしてる。
こういう時は海に行くのが一番。お盆が過ぎるときっとクラゲも出ちゃうので、コールマンミーティング終わったら行くぞ!

↑復刻!『1997年のビーチボーイ』(春樹風に)撮影/平間至!
○月×日
The end of 1999年7の月
ノストラダムスの予言はやっぱり......。
前まで大きな買い物をするときには、「どうせ1999年で世界は終わるから、好きなモノを買わなきゃ!」って言い訳ができたのに、もう通用しない。「将来の事も考えなきゃ!」って方針になんのかな?でも松山千春先生の名言「金は使わないとただの紙」もうなずけるし...。
今日はリハ2日目。
終わってみんなでご飯を食べに行った。以外や以外、みんなでご飯を食べに行ったのは今回が初めて。
車5台連なって代々木まで、謙二推薦の店に行った。美味しかった!金やんはビールを一人で飲んでた(アル中?)。

↑リハスタジオにて、ライブに燃えるオレ!
○月×日
リハ初日
今日は久々に、金やん、サニやん、椎野さんと会った。
2ヶ月ぶりに会ったけど、そんなに変わってなかった。金やんに結構この2ヶ月の事を話しても「それ“ロング.....”で読んだ」とか言われて、新鮮味もなし....。トホホ....。考えものだ、日記も。
それにしても、感覚っていうのは残ってるものだ。初日なのに、ほぼ違和感なくできた。オレも、オレにしては歌詞を覚えていた。
でも初日は「飛ばしすぎ注意」なので、今日は適当に切り上げた。明日もがんばろうっと!
○月×日
iBook登場!
ついにマックのコンシューマーノートブック『iBook』が発表された。
あのiMacのノートパソコンモデル。流行りそう。北川君も待ってたみたいだし、きっと買うな。
しかし、実際見てみないとなー。あの目立つ色のノートパソコンを喫茶店とかで使って恥ずかしくないかとかねー。
ただオレは買わない。
あんなに心待ちにしてたのに、重さが....................3Kgもある!!それじゃ絶対旅には持っていけない。今の2400が2Kg。これでもギリギリってところなのに、ソニーのバイオや日立や東芝がどんどん軽量化してんのに、アップルは何考えてんの?
ところで、今日はオレの車が突然エンストした。
たまたま営業所の近くだったので持ってったんだけど、最近そこの従業員の態度が悪い。買った頃、9年ぐらい前はすごくアットホームな雰囲気だったのに、しかもオレの担当の人はヤクルト好きで一回神宮で会った!その人が辞めてからというもの、ガラッと変わった気がする。こっちはもう10年近くも乗ってんのに、これじゃ「他のメーカーに変えようかな」って思っちゃう。
何年か前のカクテルのコマーシャルじゃないけど、「愛だろ!愛!」って言ってやりたい!
さー不平不満はこんなところまでにして、明日からは京都ライブのリハだ。
みんな元気かな?
○月×日
続・デモテープ作りの日々
夏は集中力が落ちるもの。
しかし、水泳をやってるせいか、そんなにバテない。でも梅雨明けしたばっかだし、これからバテバテモードに突入かも...。
“With 謙二週間”が落ち着いた。と思ったら、もう京都ライブのリハが始まる。また一緒じゃん!
しかし今回のセッションでは、今までになく多くの格言、名言が生まれた。謙二も今回ばかりは家に帰っても思いだし笑いをするに違いない。しかし、大抵の場合そのどれを聞いても本人達しか笑えないものが多い。
例えば、
“何やっとるだ!”
これだけ聞いても誰も笑えない。ひいてしまう。しかし、この台詞を言っただけでオレ達2人は大爆笑!
何てことないこんな言葉や仕草が数多く生まれた。謙二はこういうギャグをプロデュースするのが天才的に上手い。
しばらくすると、みんなその言葉をしゃべってる。オレにはそういうセンスないんだよなー。
今日はいつものレコード屋に観たかった『レッサーエヴィル』のDVDが置いてある事を期待しながら仕事しよう。
○月×日
デモテープ作り
今日も謙二とデモテープ作りをした。
しかも、地元のスタジオだったので、晩ご飯は行きつけのお店で食べて、何だかデモテープ作りをしてる感覚がなかった。
それでも気持ちのいいスタジオだった。日当たりが良くて、謙二曰く「美容院みたいな」玄関。
あと、今日は藤木君も来た。
こんな調子で夏は過ぎてゆくような予感.....。
無理矢理にでもスケジュールの合間に海に行きたい。村上春樹の『羊たちの冒険』を持って。
それか最近読んで超ーーーーーーー面白かった『ボビーZの気怠く優雅な人生』の作者の『ストリートキッズ』を買って持って行きたい。おちおちしてると夏が終わってしまう!
○月×日
何?海の日?
いつできたの?海の日って。
しかも祝日。祝日自体もう縁がなくなってきてるから、今更「海の日」だろうが「山の日」ができようが関係ないんだけど。
最近、オレの周りの人がサイモンバーチ』を見に行ってる。しかも大評判!よかった。
謙二も行ったらしいんだけど、ボキャブラリーがないのか、感想を聞いても「50'sのアメリカの空気や色彩がちゃんと映像になってた!」とか「あとあのアシュレーなんとか..って母さん役の人、同じく惚れた。超エレガント!」とか.....それオレの『ロング...』で書いたのと同じじゃん!内容が。とにかく8/6日までなので、もう1回観に行きたいなー。
しかーし!!気づけばもうすぐライブだ!
今まで年に1回ぐらいしかやんなかったので、異常に早く感じる。
ジュンスカの頃って、1年に100本とかやってて結構ウンザリだったけど、こうしてあんましライブやんないのもウンザリ....人間って無いモノねだりだ。昨日もテレビで、さだまさしが「1年に120本ライブやってる」って言ってて、あの年齢で凄いなーと思ってしまった。365日の内、3分の2は家にいないそうだ。かっこいい。ブルースマンだ、まさしは!
たしか彼は『敦煌』っていう映画を制作して、凄い借金を抱えてるはず。何かそれもブルースを感じる。同じ借金王でも、千昌夫より1000倍かっこいい。マンション建てまくっての借金より、理想の映画がコケての借金の方が美しい。
借金は別としても、オレも120本ぐらいやってみたいな。1度は。
○月×日
夏休み
今日も謙二と一緒だった。
考えてみれば、去年の今頃って全然会ってなかった。半年ぐらいか。今年に入ってからはまた何もなかったように頻繁に会ってるし、オマケに仕事まで(!)してるんだから凄い。“クサレ縁”なのか?
最近、家に帰って一人でお風呂の中とかでも、アイツの言葉とか思い出して、ニヤニヤしたりしてる。結構1日に5、6回はニヤニヤしてるかも....。アブねー。だって、名言いっぱい吐くからね、アイツは。1日の中でいきなりフラッシュバックしてくる。ビデオテープを巻き戻したみたいに、その時の何か言ってる具合とかも....。車の中でも、お店の中でも、一人でニヤニヤ。
アイツはないのかなー、オレのセンスのいいギャグとか格言をフっと思い出す事は。悔しいなー。何かオレ女子中学生みたいになってきたぞ。
世間はもうすぐ夏休み。
夏はきっと何処に行っても混んでそうだから、9月になったら北海道とかにいきたいあなー。それまでがんばろうっと。
○月×日
途中経過(Pt 1)
久々に『メドレーランキング』を見たら、結構いっぱいあってビックリ。
『too match pain 』(ブルーハーツ!) 『ヤングマン』(ヒデキ!)『ワルサ−P38』(エンディングテーマ!)『モンキーマジック』(ゴダイゴ!)あたりはかなり魅力的だった! 特に『モンキーマジック』はテーマ的にもピッタリだし。
でもユニコーンって人気あるな、未だに。たくさんあった。中には知らない曲まであった(笑)。『男の勲章』なんて、かなりやりたいけど、みんな“ひいた”らどうしよう知らなくて。当時ねー、嶋大介流行ってねー、可愛い女子はみんなツッパリに恋をしてた。よーし!リベンジだ!
あと、メールで「『JET MOBILE 2000』の時に、イントロのドラムロールが終わった瞬間に紙飛行機を飛ばすっていうのはどうか?」っていうのが来たんだけど、面白そう!でもね、これもみんながみんなインターネットしてる訳じゃないから、少人数すぎたら寂しいかな?でも、チリも積もれば〜やらで、小さな努力が身を結ぶかも...。ライブまでにどうやって浸透させればいいのか、みなさん呼人に知恵をください(笑)。
今日は謙二とまた曲作りをした。
珍しく(?)、はかどって1曲みえた。嬉しい!
○月×日
ライブハウス
今日、道を歩いてたら、ビジュアル系の格好をした女の子軍団に遭遇。っていうかビジュアル系のライブハウスの前を通ったのだが。
まだ、ライブには相当時間があるはずなのに、炎天下の中分厚い服を着て、何人もいた。
オレはライブハウスにはあまり出た事がない。ジュンスカはデビュー直前に入ったから、いわゆる“下積み時代”を経験してないのだ。
でも、ジュンスカのライブは手伝いに行ってたし、大学も行かないでよく色んなライブハウスに出入りしてた。
やっぱ、そこでも人気があるバンドだと何時間も前から女の子が待っていた。ライブハウスだと大体2時とか3時入りなので、そこから6時間以上はそこにいる事になる。そのパワーは凄い。何処からくるんだろう?男はなかなか真似できない(でもオタクの奴らはアイドルとか追っかけるか?)。こう時代が変わっても、そういう関係って変わらないもんなのかな?でも途切れ途切れにはなってるだろうな。年を取ったら「若くないから」ってやめる人もいるだろうし、就職とかすると、そんな昼間からライブハウスなんて行けないだろうし、恋人とかできると180度行かなくなるだろうし。
きっと女の子は母性でライブハウスに出てるバンドを見てるところもあんのかな。「私がビッグにしてあげる!」みたいな。アマチュアバンドのスタッフになってる女の子とかみてるとそう思う。みんな似た雰囲気を持ってる。
今日あそこにいた女の子達はもう何年したらどうなってんだろう?また、若い子が来はじめたら隅っこに追いやられたような気分になって引退していくのだろうか?それとも何年たってもビジュアル系の格好をしてライブハウスに見にいくのだろうか?
○月×日
メモリーオブ入道雲
夏の入道雲って好き。だけど、切ない。
分厚くて大きくて、届きそうなのに、遠くて....。夏の始まりも感じさせるけど、終わりも感じさせる。
お袋と4才の頃買い物に行った帰り道、振り返るともの凄い大きな入道雲がそびえたっていて、あまりもの凄さにしばらくジーっと見ていた。そうしたら形がどんどん変わってきて、角が真ん中に一本、一角獣みたいに生えてきて、太陽がちょうど顔の真ん中から出てきて、一つ目になって、体も怪獣になった。オレは「怪獣になった!怪獣になった!」って大騒ぎした。
その怪獣の周りには雲一つなく、真っ青な空。
家に帰りながら、何度も何度も振り返ってみた。怪獣はずっと後をつけてきて、オレを睨んでた。
時々、思う。あれはオレの夢の中の出来事だったんじゃないのか?って。
お袋に確認したわけじゃないけど、あれはオレの中では大事件だったから。夢なんかじゃないと思うけど。
入道雲は夏の始まりも感じさせるけど、終わりも感じさせる。
ふっと空を見上げた時に「あの怪獣がまたやってきたら...」なんて思いながら、もう大人になってしまった。
○月×日
雨...
雨が凄い。
いつだったか、『真夏の虹』のビデオを撮りに千葉の海岸に行った時の匂いに似てた、今日は。
その日は雨じゃなかったんだけど、遅くまでレコーディングしてたので、現地にホテルをとってもらい、一人で夜中にチェックインした。
でもそのホテルの寂しさといったら.....。結局寝るのもやめて、明け方のロケ地に行ってスタッフを待つことにした。真夜中の海岸は、それはそれは怖くて、少々ビビったけど、次第に夜が明けて来て東の空は綺麗な群青色になってった。でも、その季節は毎日そうらしいんだけど、霧が凄くて車も水滴だらけになってしまった。その時の匂いに似てたんだと思う。
そろそろコールマンミーティングの曲を考えなきゃ、と思い、昨日夜中までやってるレコード屋に行って色々物色してみたんだけど、楽しかった。中でもゴダイゴは懐かしかった。『銀河鉄道999』の曲なんて、今聴くと凄くシンプルなアレンジだった。当時は音が厚いイメージがあったんだけど、シンプル。あと、上手い!あの当時はコンピューターで音楽作ってなかったから、みんな上手い。いやー新鮮だったな。
○月×日
『サイモンバーチ』!
今日はラジオ収録の後、渋谷で『サイモンバーチ』を観た。
もう、本当に素晴らしかった!久々に号泣してしまった。8月6日まで渋谷シネセゾンでやってるので、みなさん急げ!
これを観て「?」を抱く人をオレは信じない。ただ何も考えず、この素敵な物語に身を任せればいい。
これは俳優や監督も含めて、原作(ジョンアーヴィング、『ガープの世界』や『ホテルニューハンプシャー』の作者)の熱心なファンが集まってできた作品だと思う。魔法って現実には、かからないけど映画には魔法がかけられるんだ!って改めて思った。
50年代のアメリカの色彩、空気、夢みたいなものがちゃんと映像になってるし、俳優自体にも魔法がかけられていた。
サイモン役のイアン・マイケル・スミスがとにかく素晴らしい!ミラクル!障害のある役だけど、何の屈託もなく描かれていて、それも気持ちいい。日本人がやるとこうはいかない。『スタンドバイミー』は軽く越えてる。ママ役がオレがお気に入りのアシュレー・ジャド!もう天使だ。ビューティフル!成長したジョー役とナレーションが何とジム・ギャリー!!これがまたいい!センスを感じる。
アメリカでは年間のワーストに挙げる雑誌もあったらしいし、「“信じる者は救われる”系の話がイヤだ」って書いてあるホームページも発見した。ホットケ!ホットケ!そんな奴ら!そんな上べじゃなく何でもっとピュアな部分に感じられないかな......。
主人公サイモンが抱く信念、「どんな人間も、この世に生まれてきたからには、何かそれなりの意味がある」。親との出会い、別れ、友達との出会い、別れ、仕事仲間との出会い、別れ、恋人との出会い、別れ..........オレは全部意味があると思ってる。だからこの幼い少年の信念が宗教とかそういうモノを越えたピュアな気持ちとして凄く琴線に響いた。
とにかく、素晴らしい映画に出会えて今日はいい気分になれた。それが何だかとても嬉しい。
○月×日
無理矢理ビデオDAYS
昨日の『アウトロー』に引き続き、今日はスタジオから帰って『ベートーベン』を観た。
これも謙二お勧めなんだけど(何かいつの間にか奴に影響されてるのか?いや!そんな筈はない!)、典型的“アメリカの家族”って感じの映画だった。『がんばれベアーズ』とかを思い出した。
スタジオから帰ってヘトヘトなんだけど、それでもこうやって気分転換をしないと切り替わらないんだよな。
『天使にラブソングを』とか、こういう映画ってなかなか「観よう」って思っても観ない。だから人に勧められて観ることが多い。でも結構好きかも。この類の映画。『天使に.....』も良かったし、『ベートーベン』も良かった。
“ジムキャリーもの”って興味あるんだけど、まだ『トゥルーマンショー』しか観たことない。今、興味あんのは『フィフスエレメント』に出てて、最近ジャッキーチェンと一緒に主演した黒人のコメディー俳優(多分名前はクリスタッカー)。彼はいい。
さて、今日はスタジオで大人数コーラスをやった。『エルビス』終わりでスタッフ、司会のこずえりんちゃんも来て、総勢20人ぐらい来た。
久々に女の人を見た気がした。
○月×日
10年振りのウナギ屋さん
ジュンスカでレコーディングしてた10年ぐらい前、下町にあるウナギ屋に連れってってもらったのだが、その時の味が忘れられなくてその後自分で探しに行ったけど、結局見つからずじまいで、月日は10年の歳月が流れた。しかし!ウナギの神はオレを見放しはしなかった。今日はゆずのレコーディングで、あの時と同じスタジオに来てて、あのウナギ屋に行くことができたのだ!感激!
美味しかった!ゆずの2人も満足してた。「明日はもんじゃ焼きにしよう!」って気分はすっかり“下町ツアー”。
今日は謙二お薦めのC.イーストウッドの『アウトロー』を帰って観た。渋い!奴は、渋い!
オレの好きなC.イーストウッド映画の西部劇で『許されざる者』があるんだけど、あれが“イーストウッドの『アビィーロード』”だとすると、『アウトロー』のイーストウッドは“イーストウッドの『リボルバー』”って感じ。良かった。
○月×日
コールマンミーティング決定!
オレのファンクラブイベント、伝説《サーガ(笑)》?幻?いや“コールマンミーティング”エピソード2(笑 pt2)が決定した。
今回は初の原宿クロコダイル。しかも昼の部。軽食付き(笑 pt3)!
もう曲の候補は頭の中にあって、例えば...........いや、やめておこう、楽しみが減る。
でもアコースティックな感じでやりたいとは思ってる。
影響受けた曲、最近好きな曲...そんなの普段できないから、オレ自身がかなり楽しみ!
○月×日
スタジオにて
今は都内のスタジオにいる。
ゆずのレコーディング。「アルバム用に」って事で断片的にやってきたから、結構長い期間になった。
だって『からっぽ』は去年の今頃にはレコーディングしてた曲だから、すごいストックだ。今回は去年からの2人の猛スピードの成長ぶりが、いかんなく出てるはず。あとビックリしたのは、ここ最近レコーディングの合間に2人それぞれが、スタジオの隅っこで曲を書きまくってる事だ。あくなき創作意欲。これはリスペクトされた!
○月×日
ランデイーニューマン
ランデイーニューマンが新譜を出した。『BAD LOVE』。
エンジニアの手塚さんが持ってて、聴いたら往年のランデイーニューマンの良さが出てて、素晴らしい癒しの音楽になってた。
プロデュースが今をトキメク、チャドブレイク。シェリルクロウやロスロボスなどプロデュースとエンジニアも兼ねるあの男だ。「ホントにランデイーが好きなんだろうなー」って感じの音になってる。“僕らが聴きたいランデイーニューマン”をちゃんと出してくれてる。しかも今までで一番“歌”と“声”が前面に出てきてる。
本当にいい。うるさいサウンドばかりのご時世の中でこんなアルバムを聴くとほっとする。オレは彼のアルバムの中では『Good Old Boy』が一番好きなんだけど、この11年ぶりのアルバムはそれに匹敵するくらい好きになりそう。何よりサントラ何かばっかやって、もう終わってしまったミュージシャンってイメージがあった彼がこうして現役宣言をしてくれると勇気が出てくる。傑作って若いうちにしかできないのかなって最近思ってたから、尚更だ。
例えば人間35才までにしか、傑作ができないものだとすると、35才以降は抜け殻なわけだから、もう寝る時間なんて削って作品を作らなきゃって感じになる。一時期本当にそう思ってた。実際プリンスなんてそうだったらしいからな。日本に来ても暇を見つけてはレコーディングしてみたいだし.....。
今日からゆずセッション再開。
○月×日
邦題って.....
『交渉人』の原題は『ネゴシエーター』。こっちの方が全然カッチョイイし、客も入ったと思う。
しかし、以前エディーマーフィーの邦題であったらしく(しかも原題は『METRO』、全然ちゃうじゃん!)、しかたなく『交渉人』に。絶対損してる!音楽でも損してる邦題はある。代表はビートルズのサードアルバム『ビートルズがやってくるヤァヤァヤァ!』原題は勿論『アハードデイズナイト』。この邦題つけた奴、どういう感覚しとんのじゃい!最も『抱きしめたい』のようないい邦題もあるけど....。
キューブリックは逆に得してる。『博士の異常な愛情』(でもこれはDr.Strange loveっていう博士の名前なのに)『時計仕掛けのオレンジ』『2001年宇宙の旅』などはいい。とにかく邦題をつける人の責任は重大だ。邦題の傑作は何だろう?やっぱ『勝手にしやがれ』か?
昨日もマイケルキートンとアンディーガルシア主演の『絶体絶命』を観たんだけど、これは傑作だった!特にマイケルキートンは凄かった!アンディーガルシアの代わりにニコラスケイジがやっていたら、名作になってたに違いない。
しかーーーーし!いかんせん邦題が『絶体絶命』。じゃーねーだろ?おい!これはは邦題で損してる。絶対に。
○月×日
『交渉人』
今日は『交渉人』を見に行った。
役者の名前だけで「観たい!」って思う映画っていうのは最近少ない。ハリソンフォードやデニーロなどはいるけど、脇役で....となるとあまり思い浮かばない。ジーンハックマンやハーヴェイカイテルは好き。でもそれだけでは何が何でも見に行くって感じにはならない。
ケヴィンスペイシーはその中でも今一番好きな役者だ。『セブン』もいいけど、『ユージュアルサスペクツ』の彼が好き。『L.A.コンフィデンシャル』もいいけど、とにかく画面で放つ光が凄い。今はデニーロ以上かも...。
あと、この映画って「男臭い」感じがいい。とにかくお色気女優を出して、お色気シーンがあって...みたいなパターンの映画が多い中、この映画はかなり「臭い」俳優がひしめいている。それがカッコイイ!「女は入ってくるな!」って感じ。サムペキンパー映画の「男臭さ」に近いかも。
脇役も『12モンキーズ』や『クロッシングガード』(ショーンペン監督!)のデビッドモース。渋い!!『スリングブレイド』の故J.T.ウォルシュ。臭さーーーーい!!後、名前はわかんないけど、ルックスがみんな臭いのだ。プンプン!キャスティングが素晴らしい。
何でも主役は最初スターローンに決まってたらしい(何で!)。が最終的にはサミュエル.L.ジャクソンになったらしいけど、ケヴィンが喰ってます。主役を。

↑ケヴィンスペイシー最高!
○月×日
藤木直人
7月7日にオレがプロデュースした藤木直人君のデビューシングルが出る。
タイトルは『世界の果て』。
今回もネプチューンの時と同様、謙二と一緒に曲を作ってアレンジもした。あいつとスタジオに入ると2人の福山弁トーク炸裂で周りの人達は最初、かなりビビるに違いない。でも、今回は慌ただしかったけど楽しいスタジオだった。
最初、曲作りのスタジオでは、お互い「ま、あいつが作ってくるな」って思ってて(特に謙二は前日電話したら車屋さんに行ってた!)、スタジオに入ったら、2人とも作曲用のミニギターを抱えてやってきた。しかもまったく同じヤマハのギター!「今から作るぞ!」って事だ。....笑うしかない。
ま、ネプチューンの時もスタジオでできたし、できるな、って思ってたんだけど、結局その期間内にはできず。2人とも超反省(謙二はしてないけど)。その後何とかがんばって出来たんだけど、謙二のアイデアは時々凄いのが出てくる(その頃はそれを「啓示が降りてきた」って言うのが流行ってた)。曲のコンセプトはカップリングの曲も含め2曲とも謙二だった。ま、とにかくカッコイイのが出来た。
藤木君は俳優。
最近はよくコマーシャルでも見かける。最初は“俳優”という肩書きって音楽にはリスクを背負い込むし、共通項があんのかなーって心配だったけど、初めてこの曲をデモテープの時に彼が歌い始めた瞬間「うわっ凄い勘がいい」って思った。聞いたばかりのメロディーをパッと歌いのけたのだ。これはなかなか出来るようで出来る事じゃない。ヘタな歌い手よりよっぽどセンスがある。これで「いけるかも」って思い、レコーディングは順調にいった。デビューシングルにしては凄くいい出来だと思う。
ちなみにレコーディングメンバーは何とオレの1月の時のライブメンバーの金やんとコレクターズのQちゃん。キーボードはオレが弾いたのでサニーはいないけど.....。エンジニアの手塚さん曰く「阿部さんのスネアはでかい」..............。

↑『世界の果て』のジャケット。撮影は平間至!
○月×日
ビデオ三昧Day
今日は朝から暑く、夏来た!って感じだった。
なので、ジムの屋上で日光浴しようと上に上がったら、太陽は隠れて曇りになった。で、下に泳ぎに行ったら「ピカーッ!」って晴れだして「意地悪してんのか、おい!」って感じだった。結局光合成はできず、泳ぐだけにとどまった。
昨日はひーーーーさびさにスタジオがないオフだった。
「このままじゃ、暇をもてあそんじゃう!」って感じでダラダラと一日を過ごすのがコンセプトだったので、溜まりに溜まったDVDと最近、謙二に勧めてるうちに観たくなった『未来少年コナン』を観ることにした。
まずDVDの方は『CUBE』と『ワイルドシングス』。『CUBE』の方はホント“やっと”観る事ができたって感じ。
よくこんな内容の映画が考えつくなって思った。場所がまったく動かない中で飽きさせないのは演出力が問われるから(一番すごいのは『12人の怒れる男』!)、そういう意味じゃまったく飽きなかった。でも、一回観ればいいかな。
『ワイルドシングス』も面白かったんだけど、これまた一回観ればいいかなって感じかなー。それで『コナン』を結構立て続けに観て、見終わったのが朝の4時半!!やっぱ、何度観てもいい!何かねー宮崎駿のフェミニストぶりがオレの神経をかなり揺さぶるんだよな。
もし「理想の女性」って聞かれて答えるとすれば、「宮崎駿の描く女性」って事になるかな。これって受け止め方によればかなり危ないオタク野郎かな?「ロリコン!」とか言われそう。でも、違う。彼の描く女性は少女の姿をしてるんだけど、ある意味たくましい精神を持った「大人の女性」だ。
強いリーダシップでどんどん引っ張っていく女性。オレも女性に「オレについてこい!」ってよりも「あなたについて行かせて下さい!」って感じを求めてるようなところがあるから、シンパシーを感じるのかも....。
○月×日
完成!『モンキービジネスショー1999』 メインキャラ“モンキービジネスマン”
かねてから北川くんにお願いしてた『モンキービジネスショー1999』のメインキャラが完成した。
その名も“モンキービジネスマン”
このキャラを発展させて9月のライブにリンクさせたい。例えばキーホルダーを作るとか、Tシャツを作って会場限定販売するとか....。
ただ商売センスゼロなので、そういう事よりも会場にこのキャラのフラッグとかを立てたりしたいな。
そんで“モンキービジネスショー”のテーマ曲も作って演奏する。ホントは事前にホームページ上で発表して、会場で演奏する時にはもうみんなしってる、っつうのも面白いけど、なかなかそれは難しいしなー。そういえばこの間Qちゃんのバンド、コレクターズを見に行った時に会場の人たちが曲が始まった途端、一斉にステージに向かってチューインガムを投げるっていう曲あって(確かタイトルも『チューインガム』って感じのタイトルだった)、ボーカルの加藤さんもあらかじめ傘を用意して曲紹介するっていう演出をしてた。あれはうらやましかったなー。ああいうのやりたい!
オレの曲でそんな演出できる曲あるかな?
『薔薇と手錠』で薔薇を投げ込むっていうのもキザだし、痛いかも。でもオレが客席に薔薇を投げるっていうはどうかな?
にしきの“スター”あきらみたいでいいかも。でもちょっとプププだなー。みなさん、何かありませんか?
ていうか、チューインガムのような安くつくアイテムを投げ込めるような曲を作ればいいのか?何があるかな?山下達郎さんのライブでは、客がクラッカーを鳴らす演出があるんだけど。キャンディー何かも痛いしなー。以外と浮かんで来ないモノだな。