ロンググッドバイ
私立探偵呼人の事件簿
2005.11月号
○月×日
尾張放浪記
おっかけである(笑)。これは紛れもないおっかけである。
浜省さんのライブを見に、名古屋まで来てしまった!しかも!2日連続(笑)!
浜田さんの事務所の岩隈さんにお願いして、席だけは取って戴いたのだが、あとは一人でちょちょちょいと。
いや〜“行動力”ってのも考えものだな(笑)。なんか年々こういう“思い立ったが吉日”度が増してる。しかも一人旅慣れてるから何ともないんだよね〜。
とはいえ、今回の浜田さんのライブは本当に素晴らしく、全部観たいぐらいの勢いだった。
それぐらい“見逃したくない”ライブであり、ツアーだったから、名古屋に行くことは全く迷わなかった。即決!
初日。レインボーホールに着いた時にはもう2曲目だった!チクショー、ホテルにチェックインして来なければ間に合ったのに。
思えば、初めて浜省さんのライブを見たのもこの名古屋。ジュンスカのツアーの移動日に観にいったんだよね。
ライブのMCで浜省さんが渚園でやったライブの事を話していて(映像作品になってる)、その時浜田さん35才だったと...。「えー今の僕よりも年下だったんだ!」と密かにビックリ。って事は今よりももっと、あっという間に今の浜田さんの年齢になってしまうんだろうな〜俺...。ライブ中に何考えてんだ(笑)。
いやいや、それぐらい浜田さんのライブを見てると色んな事を考えて、そして色んな場所や場面に連れていかれる。もう大変。
2日目。これが全く印象が違う。PAの横で見せてもらったっていうのもあるけど、3時間半を2日間観ても飽きないって凄い。
今回は4本しか観られなかったが、この4本の間にもどんどんライブは進化していた。
曲目だとか、映像とライブのミックス具合だとか、手持ちカメラのステージでの量とかだ。しかし、一番の進化は“うた”だと思った。
何度聞いても新鮮だし、気のせいかどんどん声が大きくなってるような気が(笑)。
それにしても、ここであの曲がくると分かっていても感動してしまうのは何故だ?
浜田さんのライブを観ていて、小田さんと重なる点をいくつか見つけた。そしてそこに、いまだに第一線で活躍してる50代のミュージシャンの人達、ひいては僕らの世代にも必要な要素がいくつもあるように思えた。
まず、小田さんも浜田さんも「ご当地ネタ」の映像がある。しかも本人出演である。きっと移動日に撮影して、夜編集するのだろう。
移動日に撮影するって結構大変だと思う。
あと、3時間を超すライブ。これはチャボさんもそうだったな。
そして、小田さんがGCの打ち上げで言ってたのが「50本のライブで2度と同じMCを言わない。スタッフを飽きさせたらダメ。何が起きるか分からないような、常に緊張感を持たせるためにも」と言っていたんだけど、浜田さんのライブにもそれを強く感じた。スタッフは勿論、ステージ上のメンバーにも新鮮なMCをしてる気がした。
そして、それらはすべて来てる人達への感謝の気持ちから来てるものだと思う。
MCひとつにも意味のあるメッセージを込められている気がした。
レインボーホールに来てる10才未満の子供に「君が大人になってる頃もうこんな事(ライブ)やってられないかもしれない」と会場の笑いをとっていたけど、それはかなり真剣に言ってる気がした。その後も「俺はずっとロックしてたいんだ!」と、これまた会場をあおる叫びがあって、この2つの気持ちが同居してる。その想いがMCひとつひとつに込められているのかもしれない。
2日目のライブ前は久々に栄を歩いて、ひつまぶしを食べたり、お茶をしたり充実した。
“行動力”も考えものだが、たまにはリフレッシュできていいね!
○月×日
手紙の整理
ライブも終わり、汚くなっていた部屋を掃除し始めたら、ちょっとした年末大掃除状態に(笑)。
そして、普段手をつけないビデオや本、手紙類を整理してみた。
特に、手紙というのは一旦箱に入れたら数年は開けないものだ。そこで、親とおばあちゃんから来た手紙(しかないんだが(笑))、FAXをクリアファイルに入れて整理することに。ひとつひとつ封筒から出して、手紙と封筒、ファックスはしわを伸ばしてひとつのページに入れてゆく。
いや〜、これが結構な量だった。60ページのクリアファイルで5冊分!
とはいってもここ10年ぐらいの量だから、その前をいれるともっと凄いんだろうな。
ファイルに入れていて面白いのは、お袋とおばあちゃんの手紙が時々区別がつかない錯覚に陥るほど、似てる時がある(笑)。
お袋もおばあちゃんも、古紙を再利用して封筒を作るし(特にお袋の便せんは新聞の広告の裏!)、文体も似てるし、レイアウトも似てる!
お袋はともかく、おばあちゃんの手紙の量に驚いたな〜。とにかく凄い量の手紙をくれていた。
子供や孫として、当たり前のように受け取っていたけど、こうしてファイリングしてみると、その愛情が視覚的にどーんと入ってくる。
果たして、自分がこのような愛を子供や孫に向けられるのだろうか??
今回強く思ったことは、メールも便利だが、やはり手紙やファックスはいい!
視覚的に、残るものはやはり素晴らしいね。
あと、一人暮らしの人にはオススメ!これは整理整頓と、ファイリングの両方の良さがある!
丸一日かけて、手紙を整理して大変だったけど、それと同時に「でもクリアファイル5冊で収まっちゃうんだ」という思いもあった。
つまり、親や祖父母の手紙っていうのも、無限じゃないんだってこと。当たり前だけど、いつかは来なくなるものだし、生涯分全部ファイリングしたって、クリアファイル何冊分に収まってしまう量なのだ。だからこそ余計にその有りがたみに気づかないといけないね。
最近知り合った家族に「僕は男だからかもしれないけど、肉親への愛情表現が下手なんです」と話したら、「それは絶対してあげた方がいい」と言っていた。
親は今でも、慎ましい生活をしてるのに、僕はそれに比べたら随分と贅沢な暮らしをしてると思う。それが、新聞広告の裏に手紙を書いてきてたりすると、ハッとするのだ。「おいおい、お前は何やってんだ?」と自分に問いかけてしまう。と同時にそういう親の愛情がかゆい(笑)。「これにどう応えたらいいんだろう?」と。
みうらじゅんさんのマイブームで“親孝行”ってのがあるけど(笑)、これからの日本人はもっとストレートに親孝行っていうか、家族への愛情表現をストレートに出してった方がいいかもね。それが将来の日本を救う気がする!


↑ファックスや手紙をファイリング!一人暮らしにオススメ!

↑クリアファイル5冊にスポっと収まりま〜す。
○月×日
2005.11.20/GC vol.08 !!
「楽しかった〜!」。
この言葉を、ライブ直後、そして打ち上げで何回言っただろう?
僕自身もそうだけど、参加してくれたミュージシャンみんなが口々にそう言ってくれてた。
それほど、昨日は楽しかった!
小田さんの曲になった時の全員の一体感というか、集中力は凄まじかった!それほど、小田さんの曲自体もそうだけど、小田さんの持ってるオーラが牽引するパワーをビシビシ感じた。それはリハーサルとは比べものにならないパワーだ。
今回の小田さんの曲は僕からのリクエストだった。
『言葉にできない』を弾き語りでお願いして、後は僕と大橋君と3人で『生まれくる子供たちのために』、バンドが入って『僕らの時代』、そして『愛を止めないで』『ラブストーリーは突然に』。アンコールで『YES-NO』!特に『生まれくる〜』と『僕等の時代』は中学の時本当に聴きまくってたので、思い入れは強く、しかも小田さんのピアノをバックに『生まれくる〜』の頭を歌わせてもらった時の至福の時といったら!
“空気が変わる”という言葉をよく聞くけど、きっと人間には波動みたいなものをそれぞれが持っていて、その波動が大きい人がその空気を変えられるんだろうな〜。そんな波動の大きさを昨日の小田さんには感じた。きっとお客さんもみんなそう思ったと思う。
打ち上げの時小田さんが「『生まれくる〜』でお前(僕です)が探りながら歌っただろ?あれが良かった」って言ってくれ、そして「お前(大橋君です)がアカペラで歌った時、“間”を作っただろう?あれが大事なんだよ」と話をしてくれた。
その他にも、オフコースの時のこと、ライブのこと、メンタル面のこと、小田さんの周りに俺たちが群がり(その中には打ち上げから参加の北川君もいた!)、みんなむさぼるように話を聞いてた。
これからも小田さんからのメッセージを僕なりに消化して、応えていきたいと思う。打ち上げでも結局上手く喋れなかったので...。
小田さん、お疲れさまでした!そして、本当にありがとうございました!
そして、スキマスイッチ。
ライブ中に何度も目が合って、大橋君が演奏しながら「楽しいっすね」と耳打ちしてくれた時は嬉しかったな。
前にも書いたけど、彼らはツアー中にもかかわらず、ちゃんと準備をしてきてくれた。打ち上げの時に「だって本当に楽しみだったんですよ」と言ってくれた。この世界にいて思うのは「忙しい」って事で、目の前の事を軽く流したり、約束を破ったりする人って結局何もできなくなるような気がする。
彼らにはそういう意味でも、尊敬するし、感謝してる。
あと『飲みに来ないか』ってホント名曲だね。歌詞が最高にいい!小田さんが打ち上げの時に言った「“詞”で“曲”は救えるけど、“曲”で“詞”は救えない」っていう名言があったんだけど、まさにこの曲は“詞”がすべてを超えて届いてくる。
これからも、何かと遊べたらいいな!
大橋君、常田君、お疲れさまでした!
ミドリカワ君はもう、ここんとこ常連化してる(笑)。でも今回はあまり絡む機会が少なく、リハでも待ち時間が多くて「ごめんね」とメールしたら「呼人さんのそばにいると友達が増えて嬉しいです」と、ミドリカワ節の返事がきた(笑)。ミドリカワ君、お疲れさまでした!
そして、なんといっても亀田誠治さん!
打ち上げの3次会で亀田さんはいなかったんだけど、佐橋さんが「亀ちゃんとは実はリハの前からいろいろ打ち合わせしてたんだよ」と、リハーサルの前にいろいろと亀田さんが準備をしてくれていたというインサイドストーリーを聞いてビックリ!本当に凄い人だと思った。
それに、バンド用にリハーサルの初日の時に譜面を書いてきてくれたのだ!きっと時間掛かったに違いない。リハもテキパキと仕切ってくれ、その後僕に「主役は呼人君なんだから何かあったら遠慮せず言ってね」と気遣いのメールをくれたり...。本当に見えない所で沢山タクトを振ってくれていました。思い返せば春に2人で会った時に、小田さんの話で盛り上がり(ちなみに亀田さんのオフコースマニア度は半端じゃない!打ち上げでもかなりマニアックな話を小田さんとしていた)、それがこうして実現できたんだよね。まだ実感がないな。
今回はそういう亀田さんの表には見えないプロデュースワークの神髄を見た気がしたし、勉強になりました!
亀田さん、本当にお疲れさまでした!
そして!
その亀田さんに推薦してもらったミュージシャンの方々。もう最高でした!
レコーディングでは何度もお世話になってる、カースケさん、上杉さんは勿論、今回初めてご一緒させて戴いた佐橋佳幸さん。
リハーサル以上にライブでの、プレイが凄まじかった。昨日の「楽しかった!」連発の大きな要因の一つは彼らのプレイであることは間違いない。
ちなみに佐橋さんは『生まれくる〜』の僕が弾くギターソロを考えてくれ(笑)、丁寧に教えてくれた。何て優しい人だ!
本当にみなさん、お疲れさまでした!そしてナイスプレイありがとうございました!
そして、最後にライブに来てくれたみなさん、どうもありがとう!
これからもゴールデンサークルをよろしくお願いします。また遊びに来てください。
p.s.
小田さんが「お金を払って見に来てくれるお客に最大限に応えることを何よりも一番に考えなきゃダメだ」と言ってた事が印象に残ってる。
僕なりにそれを最大限に考えながら、これからこのイベントをやっていこうと思う。
○月×日
カメラブーム
最近またまたカメラブームがやってきた。
自分の中だけどね(笑)。
ゆずのデザイナーの河原さんが持ってるコンパクトカメラが超良くて、影響の受けやすい僕は即買いしてしまった(えへへ)。
でも、ちょうどその頃「やっぱデジカメよりフィルムのカメラの方がやっぱ味があるな」と思ってた時で、手間は掛かるけどフィルムのカメラが欲しいなと思ってた時だった。勿論、自称“A・BOY”の僕は昔のカメラ持ってるんだけど(笑)、これが古すぎて撮る度に露出計がいるから、ここぞという時じゃないと荷物になる。
河原さんのカメラはオートフォーカスでお手軽感と、ドイツのカールツァイスレンズのアナログ感を両方備えてるので、一番いいと思ったのだ。
さっそく、それで今バシバシ撮ってんだけど、これがいい!自分でいうのもなんだけど、いい(笑)!
デジカメじゃこの味は出ないと思うな。
で、ゆずのレコーディング風景などを撮って本人達に見せたんだけど大評判!
さっそく、引き延ばしてスタジオに飾ることにした。
いつか、そのカメラで撮った写真展やりたいな〜。でもそれは、大げさだからネット架空写真展でもいいや!
20日のGCでもいっぱい撮っちゃおうっと!
○月×日
GC前夜
気づけば、まったく日記を書いてなかった(笑)。
あ〜慣れは恐ろしい....。こういうのって、ちょっと書かなくなるとずっと書かないよね。小学生の頃も、そうだったな(シミジミ...)。
GCのリハがやっと始まった。
なんと小田さんが僕のスタジオ“CRY BABY”に来てくれたのだ。
顔合わせも兼ねて、小田さん、スキマ、そして亀田さんと集まって、ついでに候補曲の合わせも少しだけした。
コーラスの特訓を受ける僕と大橋君は、まるで居残り授業の生徒みたいだった(笑)。
でも、この日があって良かった!いきなりリハだと頭がパニックになってるに違いない。
そして、数日後にはリハーサルスタジオで、バンドのメンバーと初めてのリハーサル。
ギターは初対面の佐橋佳幸さん。ドラムは何度かレコーディングでもお世話になったカースケさん。キーボードが上杉さん。
しかし、みなさん凄い!音出した瞬間からもう何の問題もないぐらい完璧。
僕は、リハが少ないと不安なタイプで、今回はかなり少ないので、ちょっと心配だったんだけど、そんな心配は一気に吹っ飛んだ!
それと、やはり弾き語りライブをやり出して、あまりリハをやり過ぎない緊張感の良さの味を覚えてしまったってのもあるかもしれないな。
それと、なんといってもベースの亀田さんには大感謝!
すごい、スムーズにリハーサルをコントロールしてくれるし、気配りも凄い。何かみてるだけでも刺激を沢山受けました〜!
何かおんぶに抱っこで申し訳ないな〜と思いつつ、任せっきりにしちゃいました。スミマセン...。
それと、スキマの2人も凄い。
ツアーの最中だというのに、ちゃんと予習してきてくれ、この日は小田さんがいなかったから、大橋君がずっと小田さんのあの高いパートをずっと歌ってくれたのだ!相当疲れたと思うのだが、何度も何度も歌ってくれた。いや〜本当に頭が下がりました!大橋君、ありがとう!
今回もこんなに大勢の人達に支えてもらいながら、本番へ向かっております。みなさんお楽しみに!