○月×日 トイレの神様
今日は植村さんの『わたしのかけらたち』の発売日だ。
世間ではちょっとした“トイレの神様現象”が起こっている。
しかし、僕が誇らしい気分なのは、これが何かに迎合した訳でも、世の中のトレンドに合わせた訳でも
、沢山のお金をつぎ込んで起こった現象じゃないことだ。
植村さんの事務所やレコード会社の人に最初に頼まれたのは「作家をたててください」という条件があった。でも「作家をたてて」とか「〜風のアレンジで」という、テクニックの発想は、実はミュージシャンのパーソナリティーとはかけ離れた、官僚的な発想だ。
僕は結局、はぐらかし続け、結果的には曲は全部植村さんの作曲になった。
自分もミュージシャンなので、ま、そこが大人じゃないのかもしれないけど、「こうやったら売れる」よりも「あと10年でも20年でも30年でも長くやって欲しい、そのためにどうするか」っていう考えで、制作をすることにしている。
そこで、「売れる」という発想よりも「自分の原点をちゃんとはき出すアルバム」になれば、それで僕は満足だし、きっかけになってくれると思ったのだ。そういった、ある意味一人よがりな、逆行した考えが皮肉にも世の中の注目を浴びてるのだから、世の中分からないものだ。
でも、僕にはそれも何処かで確信があって、たとえば去年の徒然道草で作った『父ちゃんの鼻歌』って曲があって、あれがあったから『トイレの神様』の植村さんの最初の言葉に食いつけたと思う。そして、そのツアーでも、どんな規模であれ、僕は僕で「世の中はきっとこういうものを求めてる」と信じていた。
だから、こういうカタチで注目を浴びたのは、そういう自分の感性がまだまだ錆びていないことが証明されたことになるのだ。
そういう意味で、今回のアルバム『わたしのかけらたち』は彼女のそういう“匂い”が詰まったアルバムになっている。アレンジを一緒にやってくれた磯貝サイモン君、作詞の山田ひろしさん、岩里祐穂さん、みなさん素晴らしい仕事をしてくれました。
是非、今日発売の『わたしのかけらたち』を聴いてみてください。
今日は午前中次回の「よひ部屋」のゲスト、夏木マリさん、斉藤ノブさん、そして平田崇君、林兄弟と打ち合わせをした。夏木マリさんの音楽素晴らしい!
フランスの俳優が音楽をやってる時のような“アート”な匂いがムンムン。
こういう匂いのアーティストって今はもう全然いなくなった気がする。
昔でいう、松田優作、原田芳雄、桃井かおりさんあたりまでかな。
いやぁ、楽しみ!!
是非、みなさん遊びにきてください!

○月×日 サマソニ同窓会
昨夜は「つぶやき」ながら、みんなで飲んだのだが、最後は酔っぱらってつぶやけなかった(笑)。
磯貝君以外、みんな広沢君も、岩崎君も、今井さんも、つぶやいていて、みんなでツールを見せ合ったり、情報交換していた。今井さんなんて岩崎君の「つぶやき」に反応して来てくれたしね(笑)。
最後は世田谷ボーイズも来て、さながら「サマソニ同窓会」だった。
縁というのは不思議なものである。
あの時のメンバーがこうやって一緒に酒を飲んでるなんてね。
そこでも盛り上がったのが、来た話を断る、受ける、それは条件で?気が進まない?
要は、どんな小さな出会いや、仕事でも、それがとても大きな縁になる可能性があって、そういう可能性を最初から断ち切ってしまうのはもったいないないな、という話。
あのサマソニも僕がみんなに電話して、「一緒にやりませんか」と誘ったのだが、それで断るのは簡単だけど、みんな受けてくれたおかげで、こういう日がきたり、仕事に繋がったりするのだ。
そういうのを改めて思ったし、僕もそういう所が自分の生命線なんだろうなと思った。
そういう直感を大事にしないとね。
サマソニ同窓会!
○月×日 戸惑う「なう」
「Twitter」まだまだ全然使い方わかりません(笑)。
ま、そのうちに分かるようになるでしょ。
でも、昔のピアノやってくれた中島君からメッセージ来たり、昔の事務所のスタッフからフォローされたり、ミドリカワ君のバンドのソウルガンボの方々から丁寧に教えてもらったり、なんか面白い予感はしてる。でも、どこ見ればいいか分からないから、うまくできてないんだろうなぁ(笑)。
あと、ビックリするぐらいユニコーンファンからフォローされとる。
さすが、寺田(笑)。
ゆずファン少々、更にジュンスカファンが僅か、、、(T_T)。
噂によると、小林君も宮田君もつぶやいてるらしいので(笑)、来週のAC/DCは三人でつぶやきまくりながら、生中継します。言っていながらよく分かっていないが(笑)。
植村さんの『トイレの神様』が大分話題になってるみたい。
何のプロモーションもなく、楽曲の力だけでそこまでいけたのが、純粋に嬉しい。
今の音楽は「手段」にばかりはしり、「今〜が流行ってるから」とか「〜風にしないと駄目だ」みたいな大人の事情にミュージシャンが迎合してしまったりして、すぐに似たような音楽ばかりになる中で、こういう時代からはアウトサイドな曲が、人の心をとらえてるというのは、そういう大人達へのアンチテーゼになるはずだ。
リスナーを馬鹿にしてはいけない。
良いものを心をこめて作らないといけないのだ。
「〜風にやっとけば売れる」。
そんな事をしたくてみんなこの業界に入ってきたのだろうか。
こんなエピソードを植村さんに聞いた。
ラジオのコメントで「トラックで『トイレの神様』を聞いていたら、涙が出てきてしょうがなかった。信号待ちで隣にとまったトラックを見ると同じように運転手が泣いていた。お互い見合って微笑んだ」と。
こんなエピソードを持つ楽曲が今の日本にあるだろうか。
どこまで浸透するかは分からないが、こんな時代だからこそ、こういう曲が一人でも多くの人の心を綺麗にしてくれる事を願う。
○月×日 つぶやきはじめ
世の中、みんなつぶやいてるらしい。
「そんなもんに乗ってたまるか」という気持ちと「なんか面白そう」っていうのがあって(笑)、ついにツィッターデビューしてみましたぁ。
しかし、使い方も見方もさっぱり分かりません(笑)。

↑クリックなう
○月×日 GCリハーサル
昨日は民生っちとGCのリハをクライベイビーでやった。
リハ、、、というかネタ作りというか(笑)。
クライベイビーなので、終始なごやかな感じで、選曲もいい感じで、。
でも、寺田は本番じゃないと駄目なんだよね、本領が。
ただ、リハでもずっと笑いっぱなしだったけど(笑)。
前回の寺田の時もそうだが、民生っちのネタの発想は、なんか音楽とかを超えて、どの世界でも通じる天性のものがあるよね。たとえば、大喜利でもいいし、絵とかアートでもいいし、漫才でも、司会者でも、政治家でもいい。みんながハッと注目してしまう、吸引力のネタが出てくる。ああいうのって持って生まれたものだよね。
あとやっぱ、なんか優しいんだよね。
態度とか、接し方じゃなくて、存在がね。小学校の時の友達みたい。
そういう空気を合う度に感じるんだよね。
とにかく、GC14の寺田お楽しみに(^_^)。
今日のリハは笑い過ぎて久々に涙がでた(笑)。
○月×日 呼人の部屋43
『呼人の部屋』はもう43回目。
コンセプトは、生活の一部としてのライブ。
だから、前の日まで旅行の予定を入れてても、当日会場にいってセッションできるような、そういう生活の一部な空間が目的だった。
それの良いところも確かに沢山あったけど、逆をいうと緊張感が少なめ(笑)。
そういう意味で、今回の「呼人の部屋」は刺激的で、「ああ、ずっとやってるとこういう人達にも出会えるし、そして勉強になるし、生活の一部どころか、人生に影響を与えてくれるような場所にもなるんだ」と思えた日だった。
ただ知り合いだけで集まって身内ノリのライブにするのではなく、常に新しい人達との出会いの場所になる素晴らしい空間にしないとあまりにももったいない!
今回は石田君からすべてが始まった。
石田君に相談して、「日本のうた」を歌える人で誰かいないかなと聞いたところ、彼から「中村 中さん」「保苅あかねさん」の名前が挙がった。僕は二人とも知らなかったけど、音を聴かせてもらったら、確かに「日本のうた」にはまりそうな二人だった。
結構早い段階で、一度打ち合わせをしたのだが、まずそこでの中村 中さんのインパクトが強烈だった。どういうコンセプトのライブなのかを聞かれ、「日本のうた」の意味を聞かれ、こっちはいつものゆるい感じのイメージでいるから、なんか目が覚めるような先制パンチ(笑)。さらに「ゆるいイベントってどういう意味なんですか」と(笑)。
僕は、凄い楽しかったんだよね。
今までこんなに真剣に「よひ部屋」のコンセプトや、テーマの意味を掘り下げて、入り込んでくれた人はいなかった。彼女が真剣だから、何を言っても説得力あるし、周りが引き込まれる魅力があった。
保苅さんはオーガニックな声の人で、これまた魅力的。
ビレッジバンガードとかで売ってそうな音楽の人で、石田君が推薦する意味がよく分かった。もの凄い昭和的でもあるし、現代的でもあるところが素晴らしい。
そうそう!
更に、前日にリハーサルをやるという、「よひ部屋」始まって以来の快挙(笑)も。
これもみんなの真剣度だなぁ。
そのリハーサルで既にみんな、なんか軽音楽部の合宿みたいな感じになっていて、今までにない一体感が生まれていた。
さて本番当日。
保苅さんの「そして僕は途方に暮れる」、石田君の「人魚」良かったぁ。
そして一番強烈だったのは中さんの「織江の唄」。これは凄かった。
彼女のステージはホントに凄くて、きっとエディットピアフとかジャニスはこういうステージをやっていたのかなぁ、と重ね合わせて釘付けになってみてた。
色んな意味で、凄い影響を受けたステージだった。圧巻。
「日本のうた」の最後のセッションは『あの素晴らしい愛をもう一度』『卒業写真』『春一番』。季節もあるから偏ってしまったけど、やはり「日本のうた」は素晴らしい!
そして、直前まで楽屋でみんなでコーラスの練習をしたり、凄いたのしかった。
こういう「よひ部屋」もあるからやめられないね。
『呼人の部屋』に遊びに来てくれたみなさん、どうもありがとう!
来月は夏木マリさん、斉藤ノブさん、そしてターニャの平田君です。
お楽しみに!












