徒然道草
其の拾六
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○月×日
Boy from north country
こんなにも夕暮れが早いなんて。
北国の冬、丘の斜面の家々には明かりが灯り始めてる。
君の街じゃまだ日は暮れてないだろ?
北国に住むのが夢なんだけど、こんなに日が短いんじゃ少し寂しいな。
子供達は遊びも早々に切り上げ、家へ帰ってんだろう。
今から始まる長い夜。
僕は寂しいと感じながら、こんな街で育ってみたかったと思ったんだよ。
僕は元気だよ。
○月×日
ANNIVERSARY
もうすぐまたやってくるね。
去年と同じ日、同じ季節、同じ寒さ。
時間が過ぎてって、顔も見すぎて、癖もいっぱいわかってしまって。
君にとっての僕はどう変わったのかな?
いつの間にか当たり前になっている居場所。
いつの間にか当たり前になっていた声、心、言葉、笑顔、表情。
確かに時間は過ぎて、確かに何かが変わって、また去年と同じ日がやってくる。
白い息を吐きながら、君を迎えに行こう。
○月×日
謳歌
得意な事はトコトン追求して。
不得意な事はあっさり諦める。
この決断力があれば人生は最短距離で楽しめる。
それがなかなかできないのが人間なんだけど。
○月×日
佇まい
佇まい
その人がどんなに格好つけても。
どんなに嘘で固めても、どんなにお洒落しても、どんなにお化粧しても。
どんなにイイワケをしても、どんなに愛想をつかっても、どんなにお金をかけても。
その人が、そこで醸し出す“佇まい”にすべて出てしまう。
その人のすべてが....。
○月×日
時間
君に出会う何十年もの間、君に逢わなくたって平気だったのに。
たった1日会わないだけでも、こんなに長く感じるのは何で?
君に出会う何十年もの間、君に逢わなくたって平気だったのに。
呼吸がこんなに乱れるのは何で?
君に出会う何十年もの間、君に逢わなくたって平気だったのに。
今何処で何をしてるのか、とても気になるのは何で?
君に出会う何十年もの間、君に逢わなくたって平気だったのに。
○月×日
いざ、玉砕せん!
副隊長「目標確認!直ちに攻撃体勢に入ります!」
隊長「おい、あれは只の民家だぞ!」
副隊長「はい、あの家はこの世にあってはならない悪なので、攻撃させてください!」
隊長「貴様はあの家に個人的恨みでもあるのか?」
副隊長「.....はい、あの家は人間ではありません!絶対に許したくありません!」
隊長「......あの家を攻撃してすべてが解決するのか?」
副隊長「..............」
隊長「そんな個人的感情は捨てることだ」
副隊長「あの家がある限り、私の人生は確立されません!私の人生は完結しません!」
隊長「わかった、ハッパを決めて、ジミヘンを流して、派手にやろうぜ!」
副隊長「はい!ありがとうございます!」
パープルヘイズが上空に響き渡る.....。
○月×日
Girl from smile land
笑い転げてばかり。
「もう笑ったらダメ!」って言っても笑ってばかり。
笑う前から笑ってばかり。
吸い込まれそうな笑顔の残像が目を閉じても浮かんでくる。
「人生って長く生きるよりも、どう生きたか。だよね」
そんな笑顔の狭間にみせる言葉。表情。
そして、最後はいつも笑い転げてばかり。
君は遠い遠い「smile land」から来た少女。